soraの彼方へ
2006年2月9日彼女は何も告げずにこの世を去った。
私が彼女の死を知ったのは3週間も後の3月3日信じられない気持ちだった。
そして涙が頬を濡らした。
soraとの出会い・・・
2003年5月23日の某コミュニティサイトの私の日記がきっかけだった
その日の日記は「今日は何の日・・・キスの日」というものだった。
これを読んだ海外在住のTさんがsoraに私の日記の書き込みを見るように言ったことだった。(このことは後日彼女とのチャットの際に教えられたことだった。)
彼女は私の掲示板にちょくちょく書き込むようになり交流を深めていった。
その頃私は、メル友などいないネット初心者で何も知らないことばかりだった。彼女はチャットやバーチャルサイトへ私を誘ってくれた。 キーボード操作もままならぬ初心者の私にゆっくりとわかりやすく話しに付き合ってくれた。
ネットの世界はバーチャルなのだと思ってた、私にリアルと同じ付き合いが出来ると、彼女の経験を話してくれた。それは私が彼女と出会うきっかけになったTさんの話だった。
彼女はその頃 Tさんが好きだった。海外生活のTさんとは会ったことがないけれど何でも話せて、楽しい相手だと・・・電話が来て欲しいといわれたものは数件の店を探してでも送ってあげる。私にはとても出来ない。Tさんに尽くしてあげる優しい彼女。
彼女の気持ちを知ってるのか、Tさんは彼女を利用してるのじゃないかと思うほどだった・・・それでも、彼女はTさんのことが好き!Tさんの声が好き!と乙女心を覗かせる。
彼女の話を聞くのが私は楽しかった。誰かを好きになるってことの素晴らしさ、一途な思いって素敵だなぁ〜と思う瞬間だった。
その時から彼女の体調はあまり芳しくはなかったのかも知れない。
「今日は大学病院に通院する日だったから、」彼女は喘息で定期的に通院していた。私の娘も数年前に発病した病気のためも定期通院していたいきさつから共通の話題のように話してた。季節の変わり目は体調が悪く食欲も落ち、淋しさを募らすのかもしれない。病院から帰ってきてチャットを開始し夜中まで話し続けたことも・・・
徹夜の苦手な私も話しに夢中になって時間を忘れていた。彼女は一度に多窓でチャットするなんて器用なことも出来る才女だった。それは有名大学を出て将来の夢は考古学者なんてさらっと言える頭の良さも私には眩し過ぎるほど羨ましかった。一流商社の係長。高校しか出てない専業主婦の平凡な私には未知の世界の人だった。それでもネットというのは学歴も経歴もすべて必要がなく一番は相性や感性の世界だってことが彼女との結びつきを作ってくれたのだと思う。
二人姉妹の妹同士 O型 好きなものや考え方がよく似てた。それだけで十分だった。
彼女の恋の話は実らぬ恋でつらいものだった。
一方通行の恋に終止符をうつから見守ってって・・・
今思えば彼女の気持ちはTさんには届いてなかったんだね。
彼女の心はいつも穏やかではいられなかった・・・
Tさんを好きだって言う既婚女性から度重なる警告(挑発?)彼女の心は穏やかではいられなかった。振り向いてくれないTさんとはそれまでと変わらない関係を続けた。心の中は違ったけれど
Jさんとの恋・・・
Tさんとの恋が実らなかったけれど そんな中彼女の心を癒してくれたのはJさんだった。
淋しいコールをすれば真夜中でも電話をかけてくれる優しいJさん
でも、Jさんには妻子が・・・
その上にJさんには奥さん以外に忘れられない女性も・・・
彼女にとってJさんの存在は恋とも愛ともつかないものだった・・・
手書きのはがきが欲しいと彼女が言えば送ってくれて
誕生日には真珠をプレゼントされた。紅葉がきれいだともみじを送ってくれたり
女心をくすぐる。
毎日メールをしあう二人の関係が少しずつ変化してきた。
Last updated: 2006/3/17