お気軽にどうぞ。
                                             【通話料無料】 0120−59−1075    
                                


            〜アイガモものがたり〜

  【5月25日】

 ?????

 ここ、どこ?


 たまごの殻から出てすぐのことでした。
 知らないおじさん達がぼくらを箱に詰め込んで、
 なんだろうと思っていたけど・・・

>>朝、山形の藤倉種鶏場にうまれて。、
   夕方、会津のすとう農産に到着したんだよ。
 

 興味しんしん・・・
 ?なにコレ、なにコレ??
 おのぼりおのぼり・・・


>>小さな水かきで踏んづけたり、まだ柔らかい
   くちばしでつついてみます。
   ほわほわの毛が気持ちいいね。
 
 むくむく、むくむく・・・
 ここがあったかくって、いいなあ・・・

 すーーすーー・・・(眠っている)

 あいてて、踏むなよ〜

 おやすみ、おやすみ・・・・・・


>>畜産電球をつるして、一晩中冷えないようにね。
   底冷えしないように土の上にナイロン広げ、その
   上にワラを敷いておいたよ。
  【5月26日】

 翌日

 ぱくぱく、ぱくぱく!!
 お腹すいたーー
 

>>ひな専用のごはん(エサ)だよ。
   こらこら、そこに登らないのよ。 
  【5月28日】

>>こーい、こい、こい・・・ 

 なんだ、なんだ、ここはどこ??

>>ほーら、水遊びするぞー(水慣らし。)
   こーい、こい、こい・・・
   と言葉をかけて愛情かけて慣らすのです。
 
>>(外ではひな達がピヨピヨ水浴び中)

   今の内に、フンで汚れた敷きワラを取り換えて
   あげるからね。
   母さんよっこいしょ、よっこいしょ!!

>>ひな達はとってもキレイ好き。
   ワラを取り換えてあげると、大喜びで跳ねまわります。
   
   
 わー。
 なんだろ、ここ。
 なんだなんだ、気持ちいいぞ〜
 パシャ、パシャ!!

>>初めての水浴びで、ちょっと緊張してたけど、
   やっぱり夢中になるんだね。
   
 お空が暗くなってきたけど・・・

>>だいじょうぶ。
   側で見ているからね。
   (カラス・ネコ・イタチ・ハクビシンなどが狙いに
    こないようにね。)
   
>>大変、大変!!

 さ・・・寒いよ、動けない・・・

 >>アイガモはお尻から油を出し、それを羽に塗りつける
    ことで水をはじくようにしますが、生まれつきできる訳
    ではなく、練習して覚えて行きます。。
    中には上手く油が塗れず、溺れてしまう子もいます。
    

 ドライヤーで乾かしてもらって、ふう〜、気持ちいい。
 特に、首のところを念入りにお願いね。

>>よしよし。ちいーと暑いけんじょ、我慢すんだぞー。

 
   
 疲れちゃった・・・(チュ)
 
  【6月10日】

>>生後二週間、田んぼへ放鳥の日です。
   ひなが寒がらないように、晴天の暖かい日にします。
   この頃になると、あかちゃんの顔から、幼稚園児くらい
   になっています。

 背も伸びて、ちょっと大人になったでしょ。
 キョロキョロ・・・ここは、また違うところ?
 
>>何を思っているのかな??
   小さないのちが見つめ合い・・・
   
 
 ツンツン、ぱくぱく・・・

>>カエル・オタマジャクシ・バッタ・イナゴ・チョウチョ・ウンカ(稲につく悪い虫)・・・
   アイガモの目線で田んぼを泳ぐと、「おいしそう」な
   生き物達がいっぱいなのでしょうね。

 草はあとあと。
 たんぱく質、たんぱく質・・・
   
 
 あっちへも行ってみようかな〜

 ぴよぴよ。

 ちょっと曇ってきたよね。
 
 畦(あぜ、くろ)でひと休み。

 毛づくろい、毛づくろい。


>>放鳥初日は、放してからしばらく側についていてあげます。
   新しい環境でひなが怖がってしまわないように、また溺れる
   者が出た時のためです。ひなを放すと、奥に見える森(木)
   からカラスが飛んできます。この頃はちょうどカラスも子育て
   の時期で、我が子のためのたんぱく質を探しているのです。
   毎年、同じ田んぼでおいしそうなひながいますから、カラスも     
   覚えて待っているのです。

   なるべく皆で、一緒にいるんだよ〜
   
   
>>田んぼでの、初めての夜だね。
   心細いかもしれないけど、皆でいるんだよ。