私はお風呂が大好き。

お風呂は命の洗濯って昔聞いたけど、そのとおりよね。


お風呂

ssrider



「ほらほら、遊んでばかりいないで良く温まりなさい。」

「はーい」  「はーい」

ちゃぷん

ちゃぷん

「ねえ、おかあさん」

「なぁに」

「あのね。ここのケガね、かいじゅうと戦ってできたの?」

私の腕をさわりながら下の子が言った。

「……そうね」

「ほんと?すごいなぁ」

「おまえ、知らないの?お母さんはちょーじゅうせんたいのたいちょーだったんだぞ」

上の子が威張って言う。 すぐお兄さん風を吹かすからおかしい。

「おかあさん、あかいバトルスーツを着ていたんだぞ。ね、写真があるよね。おかあさん」

私は答えなかったけど、にこりと微笑んで見せた。

「すごいね。あかい色はたいちょーだもんね。やっっけたんでしょ? かいじゅう?」

「違うよ。お父さんがお母さんを助けて、怪獣から守ったんだよ。僕、お母さんから聞いたもん」

「おとうさん、すごいねー、おうじさまみたいだね」

「ふふっ、そうね。王子さまみたいだったかもね。ほらほら温まったら上がりなさい」

「は〜い」   「は〜い」

二人の子供は先に上がった。

私の夫が面倒をみてくれているはずだ。




一人っきりのホッとした時間が私を包む。

でも、独りじゃない。

この感じ、いいなぁと思う。

言葉にすると、やっぱり、……しあわせ……かな。



私はお風呂が大好き。

お風呂は命の洗濯ってホントよね。



 

おしまい

 

とおもったけど、おまけ。


「ミサトおばさん」

「お姉さん(!!)でしょう?」

「う、うん、ごめんなさい。」

涙目の子供誕生。

「あちゃ〜、おばちゃんでいいのよ。おばちゃんが悪かったわ。ごめんね。で、なぁに?」

「う、うん、あのね、おばちゃんのおなかね、ケガがあるでしょ?」

「あ、あるわよ」

「あのね、それはくまさんとケンカしたときのって、ほんと?」

「へっ?!?〇△×%@¢£……」

「くまごろしのミサトといえばゆーめーだって」

「違うよ、お母さんが言っていたのは、おにごろしだよ。
 ミサトおばちゃんは外国でとーぎゅうーしだったときに失敗して牛の角で刺されたんだよ」

「ほんと? すごいね〜、ねぇ、痛かった? うしさん大きかったの? ねぇ」

「・・・・・」  (▼▼#

「こら、アスカ!! ちょっと来なさい!」



ほんとにおしまい

 

 

2003.3.1 ほんの一部を改訂

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