いわき市の歴史
福島県浜通り地方南部に、
県全体の9%(1230平方キロメートル)の面積を占める広域都市が、
1966年(昭和41)に、5市4町5村の合併によって「いわき市」が誕生。
古くからの呼称「伊波岐、石城、岩城、磐城など」から、
仮名だけの「いわき」の市名が付けられた。
いわきの歴史
縄文時代
早期の矢之内遺跡、
前期の龍門字遺跡、
中期の大畑遺跡、
後期・晩期の寺脇遺跡・薄磯遺跡
弥生時代
十数ヶ所の遺跡
古墳時代
菊多国造、石城国造が設置
奈良時代
常陸国府から陸奥国府に至る海道の要衝
(現在の日立市多賀町から宮城県多賀城市)
平安時代
関東の平氏と奥州藤原氏の影響を受け、菊多庄や好嶋庄が成立
鎌倉時代〜室町時代
好嶋庄は関東御領となったが、地頭の岩城氏の勢力が拡大した。
戦国大名岩城氏は、佐竹氏・伊達氏と離合を繰り返したが、
奥羽仕置と関ヶ原の戦いに際して佐竹氏と密着した結果、
出羽国亀田(秋田県岩城町)に転封された。
江戸時代
磐城平藩、泉藩、湯長谷藩、窪田藩、
幕府領小名浜・笠間、
棚倉藩の分領・飯野八幡神社領などに分割統治された。
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