アトリエSPHERは、油絵・C.G・写真などで 構成した柳澤武雄の個人ギャラリーです。作品の無断使用は固くお断りします。 |
新作展示室 |
作品名 『鉢合わせ、東洋の魔女と雷神』 サイズ SM(サムホール) ジャンル 油絵 制作年月日 20240105 |
作品名 『みはるかす」 サイズ S80号変形 ジャンル 油絵 制作年月日 20230812 |
作品名 「余白の図ー5(スミレ) サイズ 0号 ジャンル 油絵 制作年月日 20230423 |
作品名 「野スミレ」 サイズ F0号 ジャンル アクリル |
作品名 「余白の図ー6(おはよう)」 サイズ サムホール ジャンル 油絵 制作年月日 20230508 |
作品名 「余白の図ー1」 サイズ S50号 ジャンル 油絵 制作年月日 2020年8月16日 |
作品名 『 余白の図ー2」 サイズ S60号 ジャンル 油絵 制作年月日 2021年3月5日 |
この作品について 1,私が描く油絵の主要なモチーフは広大で深遠な空です。 Le motif principal de ma peinture à l'huile est le ciel vaste et
profond. 2,この油絵では広大な空の左隅に太陽を右下の隅に紫陽花を描いています。 Cette peinture à l'huile représente le soleil dans le coin gauche du
vaste ciel et l'hortensia dans le coin inférieur droit. 3,私はここで描いた広大な空を日本語の発音で”YOHAKU"と名付けています。 J'ai nommé le vaste ciel dessiné ici
"YOHAKU" en prononciation japonaise. 4,この絵ではモチーフが不足しているように描いています。 Dans cette peinture, le motif est represente
comme manquant. 5,この絵を描く感性は、この文化圏で生まれ育った気質によるものだと思います。 Je pense que ma sensibilite pour dessiner
cette peinture est due au remprament clutiveen etant ne et eleve dans cet espace
culturel. 6,モチーフが足りないと人はその欠落を想像で補う。 S'il n'y a pas assez de motif
, les gens combleront les lacunes avec imaginasion. 7,この絵画を描く以前まで私は自問していた、これから先どのような絵画を描くべきかと。 Je me demandais avant de dessiner ce tableau Quel genre de peinture
devrais-je dessiner à l'avenir? 8,私は自分の質問に答えることができました。 J'ai pu donner une réponse à ma question. 9,なぜかというと絵画の巨匠ラファエル サンテ作”Sixtinische
Madonna"を見た時に触 La raison est que j'ai été inspiré quand j'ai vu "Sixtinische
Madonna" de Rafael Sante, un maître de la peinture. 10、見た瞬間に思ったことは”ラファエル師匠様私ならこのように描きます”でした。 11、 下図はそのイメージそのままを油絵で表現した作品です。実に私の作風の進化はこの絵画の制作から始まったのです。 à l'huile. En effet, l'évolution de mon style a commencé avec la
réalisation de ce tableau.
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作品名 「余白の図ー3」 サイズ S60号 ジャンル 油絵 制作年月日 2022年6月8日 |
題名 「余白の図ー4」 サイズ S60号 ジャンル 油絵 制作年月日 2022年7月19日 |
作品名 「生きよ、と。ハマユウ」 サイズ S3号 ジャンル 油絵 制作年月日 2021年8月24日 |
ハマユウを描きました。ハマユウのモデルは、40数年前に知人からいただいた株で、毎年開花 の時期になると毎日見てまいりました。咲く時の様子は、5月になると葉の間から伸びてくる太くて 長い花柄の先に10数個の花のつぼみが姿を現わします。充実したつぼみ4~5個が夕方の頃から 花弁を開き始め、ユリの香に似た香りを放ちつつ夜中ごろまでに動きが見える感じに花弁を反り 返えらさせ続けて満開となります。それ以降はどんどんしおれていく咲きかたをします。 開花は数個づつがバトンタッチするように進み、全てのつぼみが揃い咲きすることはありません。 ハマユウを描くにあたっては、描きあがった時はどのような絵になるのかが想像できていない内 は筆を執りませんでした。小生は、40数年間、ハマユウの咲き始めから終わりまでを時系列的に 見てきた中で、その美は私の人格によるふるいにかかったと言いましょうか、見たいと思うハマユウ 像が見えたと思ったので筆を執りました。 この絵は瞬間の美を描き止めようとしてかかっていたら、決して描けなかったであろう難しさがあ りました。 このS3号の絵は、大きい作品の制作過程で描いたエスキースです。以下の文は大きい作品で描 こうと思ったイメージを書き出したものです。 ぽっかりと広がる砂浜。いつ頃の何処とも覚束ない、イメージに浮かんだままにキャンバスに映し 出した、うたかたの幻燈です。 夏の夕暮れ、オレンジの陽は地平へと帰り、あたりは何事も無げな、ふだんの砂浜が広がってい ます。凪が解かれたのでしょう、彼方からよい香りが漂ってきて、顔をあげれば月の光が満ちて青 白く、草むらの頂では何やら白い花のようなものが見えてきたので、もっと見たいと思い歩先を向 けた時、なんと、モカモカと舞い踊ったように見えました。一時息をひそめましたが、気を取り直して 近づいてよく見ている内に、この花」独特の咲きかたが分かってきて、ワクワク感が薄れ始めたの でしたが、久々に不思議なことに見えた事との遭遇に、今迄に聞き貯めていた民話、民間伝承話し、 人びとが困っているときに八百万神が様々な姿で立ち現れて、助けてくれたといった話、などなどが、 一気に、だが、結構ごちゃ混ぜではあるが、蘇ってくることを楽しんでいました。ここで描く絵は、そ れやら、いろいろ森羅万象の中で遭遇したことを練り込んで、想像を掻き立ててくれたハマユウを 軸にして、おもしろく描こうと思い立ちました。 |
作品名 『余白の図』 サイズ 変形F25号 ジャンル 油絵 制作年月日 20141014 |