看護観察用語

 

1.全身状態 
観察用語 よみ 意味
倦怠感 けんたいかん だるい。身の置き場がない。
脱力感 だつりょくかん 全身の力がぬけている感じ。
違和感 いわかん 自分の一部が押されているような不快な感じ。
浮遊感 ふゆうかん 身体がふわふわと浮いている感じ。
牽引感 けんいんかん ひきつった、つっぱった感じ。
悪寒 おかん 体内に起こる気分が悪い寒気。ぞくぞくする。
戦慄 せんりつ 悪寒に伴う全身のガタガタしたふるえ。
振せん しんせん 身体の部分的な細かいふるえ。
けいれん けいれん 全身のガタガタしたふるえ。(間代性)
  全身がつっぱったり、そりかえった状態。(強直性)
胸内苦心 きょうないくもん 胸部が締め付けられるような胸苦しい感じ。
呻吟 しんぎん 苦痛に耐えかねて出るうめき声。
気分不良 きぶんふりょう 気分が悪い。気分がすっきりしない。
そう快 そうかい 気分がスカッと、せいせいして気持ちがよい。
浮腫 ふしゅ むくみ
腫脹 しゅちょう 腫れている。腫れぼったい。
肥満 ひまん 太る
るいそう るいそう やせる
脱水状態 だっすい状態 水分が失われ、皮膚がかさかさして、張りがない状態。
悪液質 あくえきしつ 全身の衰弱や強度のるいそうとともに、皮膚は黄灰色を帯び蒼白となる。
黄疸 おうだん 皮膚、粘膜などが黄色く染まる。
発熱 はつねつ 熱がでる。体温が上昇した状態。
熱感 ねっかん 熱っぽい。ほてる。
灼熱感 しゃくねつかん
眩暈 げんうん めまい。
口渇 こうかつ 口やのどがカラカラに渇いた状態。
食欲(思)不振 しょくよくふしん 食欲が減退している状態。
顔面紅潮 がんめんこうちょう 顔がほてる。真っ赤になる。
顔面蒼白 がんめんそうはく 顔が真っ青になる。血の気が引いた状態。
不眠 ふみん 眠ろうとしても眠れない。眠っても熟睡感がない。
発汗 はっかん 汗が出る。汗をかく。
冷汗 れいかん ひや汗。
跛行 はこう 足をひきずって歩く。

 

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2、痛み
刺激 しげき きりきりと刺しこむような強い痛み。
拍動痛 はくどうつう 局部的に脈拍に伴って起こるずきずきした痛み。
圧迫痛 あっぱくつう 閉めつけられるような痛み。
圧痛 あつつう 押さえたときの痛み。
激痛 げきつう 激しい痛み。
疝痛 せんつう 転げ回るような激しい発作的な痛み。
放散痛 ほうさんつう 局所から四方へ広がる痛み。
鈍痛 どんつう 鈍い痛み。
頭痛 ずつう 頭の痛み。
片頭痛 へんずつう 頭部の局所のみに起こる痛み。
頭重感 とうじゅうかん 頭が重くすっきりしない感じ。

 

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3、呼吸器系
咳嗽 がいそう せき。のどや気管支に喀痰・異物・分泌物などがあり、それを除去しようとするときに起こる。
呼吸困難 こきゅうこんなん 息苦しい。
呼吸促拍 こきゅうこんなんそくはく 浅くて早い息づかい。
喘鳴 ぜんめい のどがぜいぜいして痰がからんでいる状態。
吃逆 きつぎゃく しゃっくり。自分の意志に反して横隔膜がけいれんして止まらない。
欠伸 けっしん あくび。疲労した時、眠くなった時など、酸素が欠乏した状態の時に起こる。
喀血 かっけつ 咳と共に肺から出血する。
血痰 けったん 痰に血が混じる。
血線 けっせん 痰に一すじの鮮血がついている状態。
痰喀出 たんかくしゅつ 痰を出すこと。
胸式呼吸 きょうしきこきゅう 呼吸運動時、胸郭が主として働く型。
腹式呼吸 ふくしきこきゅう 呼吸運動時、主に横隔膜が主として働く型。
過呼吸 かこきゅう 非常に深い呼吸。
多呼吸 たこきゅう 呼吸数の多いもの。
鼻翼呼吸 びよくこきゅう 呼吸運動に抵抗が加わり鼻翼の運動を伴うもの。
下顎呼吸 かがくこきゅう 呼吸困難時に下顎の運動を伴うもの。
起座呼吸 きざこきゅう 肺のうっ血がある患者など上体を起こしていなければ苦しい状態の呼吸。
無呼吸 むこきゅう 呼吸がしばらく停止している状態。
クスマウル呼吸 くすまうるこきゅう 非常に深くてゆっくりとした呼吸。
ビオー呼吸 びおー呼吸 呼吸の周期性が乱れ、非常に激しい呼吸と無呼吸状態を繰り返すもの。
チェーンストークス呼吸 ちぇーんすとーくすこきゅう 無呼吸状態からだんだん呼吸数が増加して過呼吸となり、まただんだん無呼吸状態に移行する呼吸。臨終時にしばしばみられる。
努力呼吸 どりょくこきゅう 呼吸困難がある場合、補助呼吸筋が働いて、呼吸運動の促進がはかられ肩で呼吸する。

 

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4、循環器系
心悸亢進 しんきこうしん 心臓がドキドキして苦しい。
チアノーゼ ちあのーぜ 口唇や手足の爪が紫藍色になること。
不整脈 ふせいみゃく 脈拍のリズムがくずれること。
脈拍微弱 みゃくはくびじゃく 脈拍が弱くて触れにくい。
頻脈 ひんみゃく 脈の数が多くなる。1分間の脈拍数が100以上のもの。
徐脈 じょみゃく 脈の数が減る。1分間の脈拍数が60以下のもの。
結代 けったい 心拍の一つがリズムを乱してはやく起こり、その次の心拍は平常のリズムで起こるため、あたかも脈拍が欠損するように触知されるもの。

 

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5、消化器系
悪心 おしん 胸がむかつく。
嘔気 おうき はきけ。こみあげてく気持ち悪く吐きそうな状態。
嘔吐 おうと 胃の内容物を吐く。もどす。
胸やけ むねやけ 食道のあたりにやけるような感じがする。
曖気 あいき げっぷ。胃内ガスが出ること。
流涎 りゅうえん よだれをたらす。
嚥下困難 えんげこんなん 食物がのどにつかえて飲み込みにくい。
腹部膨満 ふくぶぼうまん お腹がはって苦しい。
腹鳴 ふくめい 腸がごろごろ鳴る。
鼓腸 こちょう 腸の蠕動運動が静止して、腸が硬く膨隆している。
排ガス はいがす おなら。腸内にたまったガスが排出される。
停滞感 ていたいかん 胃内容物の通過がスムーズにいかずにもたれる。
裏急後重 りきゅうこうじゅう しぶりばら。便の排泄がほとんどなく、頻繁に便意を催す。
腹圧 ふくあつ いきみ。上腹部に力を入れる。
食物残渣物 しょくもつざんさぶつ 胃の中で消化されすにもどしたもの。
吐血 とけつ 消化器から出血した血液を吐く。
便失禁 べんしっきん 不随意に便が排泄される。
便秘 べんぴ 大腸内の糞便が停滞している。または少量しか排泄されていない。
水様便 すいようべん 水のような便。
下痢便 げりべん 糞便が固形化されずに液状で排出される。
泥状便 でいじょべん 泥のような便。
軟便 なんべん 形がくずれた柔らかい便。
有形便 ゆうけいべん 固形化された正常な便。
硬便 こうべん 固い便。
顆粒便 かりゅうべん 便の中につぶつぶと石けん様のものがまじっている。
緑便 りょくべん 乳児に多い緑色の便。
血便 けつべん 便に血液が混じっている状態。
タール便 たーるべん ねっとりしたコールタールのような便で、中味はほとんど血液。

 

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6、泌尿器系
血尿 けつにょう 血液が混じっている尿。
膿尿 のうにょう 膿が混じっている尿。
頻尿 ひんにょう 1日10回以上で排尿回数が多いこと。
多尿 たにょう 1日の尿量が2,000〜3,000ml以上の場合。
乏尿 ぼうにょう 1日の尿量が300〜500ml以下の場合。
無尿 むにょう 腎臓で尿が生成されないために排尿が起こらない。
排尿困難 はいにょうこんなん 尿意があっても排尿しにくい。
尿失禁 しょうしっきん 不随意に尿がもれる。
残尿感 ざんにょうかん 排尿後も膀胱に尿がたまっている感じがある。
夜尿 やにょう 夜間、眠っている間に尿がもれる。
膀胱性裏急後重 ぼうこうせいりきゅうこうじゅう 膀胱しぶり。激しい尿意を感じ、頻尿となり、排尿してもまたすぐ尿意を感じる。

 

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7、皮膚
落屑 らくせつ 角質層がはがれる。
火傷 やけど 火?、炭火などの火によって起こるやけど。
熱傷 ねっしょう 熱湯、高温の蒸気などによるやけど。
凍傷 とうしょう 寒冷の作用により急激に起こる皮膚の病変。
凍瘡 とうそう しもやけ。
発疹 ほっしん 皮膚にぶつぶつとできる小さな吹き出物。
紅斑 こうはん 限局的に皮膚が充血している状態。
紫斑 しはん 皮膚組織内の出血、紫斑の斑点。指で強く押すと退色する。
白斑 はくはん しろなまず。皮膚の色素が部分的に消失する白色の斑。
丘疹 きゅうしん 皮膚面から扁平上に隆起したもの。
結節 けっせつ 皮膚面から隆起したもののうち、えんどう豆大以上もの。
腫瘤 しゅりゅう こぶ。
水疱 すいほう 水ぶくれ。皮膚の表面が被膜を作り、そのなかに獎液がたまり内部が透けて見える。
膿庖 のうほう 水疱の内容が膿汁になったもの、内容は不透明で黄色に見える。
蕁麻疹 じんましん 限局した浮腫性紅斑が多数でき、強いかゆみがある。
痂皮 かひ かさぶた。獎液、膿汁が皮膚面に乾燥してついたもの。
びらん びらん ただれ。皮膚、粘膜の表面が発赤し、湿潤している。
搔痒感 そうようかん かゆみ。
瘢痕 はんこん 傷が治った後、皮膚が平らで光沢があり、毛穴や汗腺が消失する。
角化 かっか 皮膚表面が硬く厚くなる。手掌、足底、肘部などに見られる。
せつ せつ 毛根に化膿菌が入り毛根周囲に炎症を起こしたもの。
よう よう 数個の毛根が同時に化膿菌におかされ病巣を作る。

 

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8、創傷
創傷 そうしょう 皮膚、粘膜、臓器の損傷、表面が?開した状態。
挫創 ざそう 圧迫によってできた傷、創傷面がぐちゃぐちゃしている。
擦過傷 さつかしょう 転んだ時などにすれてできた傷。
打撲 だぼく 打ち身。

 

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9、感覚器系
充血 じゅうけつ 目があかくなる。
流涙 りゅうるい 涙管がつまり涙がたえず出る。
眼脂 がんし めやに。
眼球突出 がんきゅうとっしゅつ 眼球が飛び出している。
眼瞼下垂 がんけんかすい 眼瞼の筋肉、神経の緊張が低下して、まぶたが見える。
瞳孔反射 どうこうはんしゃ 対光反射ともいい、光に対して瞳孔が縮小する。
難聴 なんちょう 耳が聞こえない、聴こえにくい。
耳鳴 じめい 耳鳴り。きーん、がんがんといった連続的、断続的に聴こえる感覚的訴え。
鼻閉 びへい 鼻づまり。鼻粘膜の充血により鼻がつまる。
鼻汁 びじゅう 鼻みず。
鼻出血 びしゅっけつ 鼻血。
嗄声 させい 声がかすれる。
舌根沈下 ぜっこんちんか 舌が咽頭内に落ちこむ。
舌苔 ぜったい 舌にかびや苔がはえたように、白または黄色になる。

 

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10、脳神経系
意識明瞭 いしきめいりょう はっきりしていて、物事がよく理解できる。
意識障害 いしきしょうがい 意識がはっきりしていない。
覚醒 かくせい 目がさめる。気がつく。
昏迷 こんめい 問に対して答えられず、ぼんやりしている。
傾眠 けいみん 睡眠に似た状態で刺激で覚醒するが、そのままにしておくとまた眠ってしまう。
嗜眠 しみん 傾眠のさらに進んだ状態で強い刺激を与えれば覚醒する。
昏眠 こんみん どんなに強い刺激を与えても、覚醒しない。
せん妄 せんもう 幻視、幻覚を伴いあばれまわる。
失神 しっしん 一時的に気を失う。
失語 しつご 言葉を忘れてしまった状態で言葉を理解できない。
感覚性失語 かんかくせいしつご 言葉を聞いても理解できない。
運動性失語 うんどうせいしつご 言葉を話せない。
構音障害 こうおんしょうがい 言葉をはっきり発音できない。
頸部硬直 けいぶこうちょく 頸が硬くなり、動かない、前屈しようとすれば?幹(クカン)も一緒に動く。
尖足 せんそく 足背が伸展したまま屈曲ができなくなり足底部が他につかない。
片麻痺 かたまひ 左右どちらかの体幹と四肢の麻痺。
対麻痺 ついまひ 左右上肢または左右下肢の対照的な運動麻痺。
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