Q 「フィルターはなぜ付けるのか?」
A 「輸液中に混入する異物(ガラス片・ゴム片)や様々な微生物、空気、を除去する目的でフィルターは使用されます。」
 
1.フィルター使用の目的
●輸液中の以下の混入物を減らす。
@アンプルカット時のガラス破片。
Aバイアルのゴム刺針時の破片。
B薬物配合変化による沈殿物。
C操作時の行為によって混入した微生物。
2.目的に応じたフィルターの選択の必要性
 
2.目的に応じたフィルターの選択の必要性
@大面積型輸液フィルター:フィルターの孔径0.2μm。
A小面積型輸液フィルター:0.45μm。
B円形大型輸液フィルター:0.22μm。

*一般に使用されているフィルターの孔径は0.2μmであり、すべての微生物を捕捉可能とされている。

*しかし、カンジダなどの真菌は菌糸を形成することにより、数日でフィルターを通過することができる。

*フィルターがカテーテル感染を予防できるという報告はない。

*そのため、感染防御目的でルーチンに使用することは奨励していない。

*静脈炎のリスクの減少や、輸液中の沈殿物や粒子の除去効果は期待されるため、フィルターの使用目的と使用場所を明確にした上で使用することが重要です。

3.輸液フィルターの使い方
1)接続場所

*三方活栓が使用されている時や側菅注が多い場合は、輸液ラインの下流つまり三方活栓より患者側に輸液フィルターを接続するほうが有効といわれている(ファイナルフィルターとして使用)。

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