栄養

年齢、性別、体格などによりエネルギー所要量が違うにはなぜか? 年齢、性別、体格などによりエネルギー所要量が違うため。
●エネルギー所要量とは?

 栄養所要量とは、年齢、性別に応じ、日本人として平均的な体格(身長、体重)をもった人間を想定し、個々が心身の健全な発育を達成し、健康の保持・増進と疾病予防のために摂取することの望ましいエネルギーおよび各栄養摂取量を、1日当たりの数値で示したものです。

径管栄養チューブの挿入の長さが成人で45〜50cmなのはなぜか? 成人において、口腔(門歯)から胃内(チューブの先端が胃底部に届く)に達するまでの距離が45〜50cmであるためです。
●径管栄養法が行われるのは・・・。

径管栄養法は、嚥下(えんげ)障害及び消化管の通過障害などがあって口から食事を摂取することが不可能な場合に行われます。
また、、意識レベルの低下している患者にも栄養補給としておこなわれています。

●径管栄養のチューブの長さは?

径管栄養チューブの長さが短すぎると胃まで届かないので、通過障害のある場合などでは栄養剤が貯留して、逆流してくる可能性もあります。逆にチューブが長すぎると、胃壁を刺激したり穿孔(せんこう)を起こす危険性があるので、必ず挿入する際には、45〜50cmの箇所に目盛りをつけておくことが必要です。
 また、径管栄養チューブが胃内に入ったことを確認する方法は、次のとおりです。

@ 注射器で引くと胃液が採取される。

A 注射器で空気を注入し、聴診器を季肋部(きろくぶ)に当てると泡音が聴こえる。

径管栄養時、注入速度が速いとどうなるのか? 腹部膨満、嘔気、嘔吐をはじめ、下痢の原因となる。
●径管栄養の副作用

径管栄養での下痢の原因は、注入速度です。 注入速度が速いと、流動物の大量摂取による機械的刺激がおこり、腸の蠕動運動が亢進され、腸内容物の急速な通過(いわゆる下痢)となります。一度下痢が発生すると、頻回におこり患者の苦痛は大きくなります。
注入速度は原則として24時間注入 が望ましく、注入量は 1時間あたり100mlを超えないように し、フードポンプのような器具を用いてかなりゆっくり行うとよいでしょう。また、 下痢の原因には、注入速度意外に栄養物の組成、PH、浸透圧濃度温度 、などがあります。
栄養物の温度は、38〜40℃に温めてから注入することが望ましいです。
栄養物の濃度はいきなり高濃度の栄養物を注入すると下痢などの副作用がおきますので、したがって通常の2倍くらいに薄めた低濃度(10%程度)のものを予定量の半分くらいから開始し、濃度及び注入量を段階的に増やしていき、消化吸収代謝系の”慣らし”を行います。そして5〜7日かけて1kcal/mlの濃度にものを必要量投与するようにもっていくとよいでしょう。

径管栄養チューブ挿入時、半座位や座位をとるのはなぜか? 咽頭、食道が一直線となり、嚥下しやすくチューブを挿入しやすいからです。
径管栄養で流動物注入中、上体を少しあげたほうが良い理由は? 注入時の体位は誤嚥を防ぐために上体を30℃くらい挙上することが望ましいためです。
Back