排泄
|
|
寝たままでは尿が出にくいのはなぜか? |
|
腹圧を高め、排尿を促進しすることが困難なためです。 |
|
*point*
安静が必要なために、ベッド上での排泄しなければならない場合の看護のポイントとして、次のようなことがあります。
@環境に対する配慮
A安楽な体位
B患者に適した物品の選択
C尿器・便器の当て方
D排泄後の清拭
E排泄後の観察
F後片付け
〜看護者の態度〜
★注意が必要な言葉や態度の例
・面倒そうな顔、忙しそうな顔をしていると、患者は遠慮して頼みにくくなってしまいます。 ・看護者の技術が不十分あるいは不安定であると、患者は失敗していまうのではないかと不安になってしまします。
H排尿を促す看護
|
|
|
膀胱に尿がたまると、尿意をもよおすのはなぜ? |
|
膀胱内に尿がたまると、膀胱内圧が上昇するためです。 |
|
●尿意を感じる膀胱内圧は?
腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱内へ送られますが、膀胱内に尿がたまると膀胱内圧が上昇します。この膀胱内圧は階段式に上昇するといわれ、膀胱内に少量の尿が貯留している段階では、膀胱壁の弛緩による内腔の拡張により、ほとんど膀胱内圧の上昇は見られません。しかし、次第に量が多くなると内圧の上昇が見られ、
内圧が15〜20cmH2Oに達すると、尿意を感じるようになります。
|
|
●尿意を感じる膀胱容量は?
一般に正常人の膀胱容量は500ml前後ですが、尿意を我慢して1日の排尿回数が少ない人では膀胱容量は1000ml前後となります。とくに病的な状態では、最高4000mlもの尿を貯留することが可能といわれています。
|
|
|
夜間はあまり尿意をもよおさないのはなぜ? |
|
夜間、睡眠中は膀胱の弛緩、内腔の拡張が著明であるためです。 |
|
*point*
★頻尿を訴える患者看護のポイント
|
|
|
女子の導尿時、カテーテルの長さが4〜6cmなのはなぜか? |
|
女子の尿道は短く、これ以上長いと膀胱壁を傷つけるおそれがあるためです |
|
★女子の尿道の長さは?
女子の尿道は男子と比べて短く、約4cm(3〜5cm)の長さであるといわれています。カテーテルの先端は膀胱内に届けばよいわけですから、カテーテルの挿入の長さも4〜6cmあれば十分といえます。逆にそれ以上長く挿入すると、先端が直接膀胱粘膜を損傷する可能性があり、一般的に10cm以上の挿入をしてはいけません。 |
|
★男子の尿道の長さは?
男子の場合、陰茎部の尿道が長く、18〜20cmの長さがあり、カテーテル挿入の長さも18〜22cm必要です。このような、解剖学的な違いから、女子のカテーテル挿入は、外尿道口の確認さえできれば、男子と比較して容易であるといえます。 |
|
|
導尿を行う時には、無菌操作なのはなぜか? | 導尿時には尿路感染を起こす可能性が高いためです。 |
|
*point*
★導尿を必要とする患者の看護のポイント
|
|
|
留置カテーテル中の畜尿バッグは、なぜ膀胱より高く上げてはいけないのか? |
|
導尿がスムーズに行われ、逆流を防ぐためです。 |
|
*point*
★留置カテーテル挿入時・挿入中の患者の看護のポイント
A尿路感染を防ぐため陰部洗浄を行うなどして陰部を清潔に保つ。 B径口摂取が可能な場合は、水分を十分に取り、膀胱内に尿を停滞させない。 |
|
|
便意をもよおすのはなぜか? |
|
直腸内容物である糞便の貯留により、直腸内亢進により刺激が便意を感じさせるためです。 |
|
★便意をおこすのは?
このようにして直腸に糞便がたまり、 直腸内圧が40〜50mmHg以上になると、直腸壁に分布している骨盤神経が刺激され、そこから視床下部3〜4仙髄にある排便中枢に伝えられます。さらに、そこから視床下部を経て大脳皮質の知覚領に入り、いわゆる便意をおこします。 |
|
|
排便時、尿も一緒に出るのはなぜか? |
|
直腸における排便機能を調節する神経と膀胱の排尿機能お調節する神経とは、互いに連絡があるためです。 |
|
|
摂取した食物が残渣物(ザンサブツ)として排泄されるまでにどのくらい時間がかかるの? |
|
健康人では食事を摂取してから72〜78時間後に、その消化残渣が糞便となって排泄されるといわれている。 |
|
|
便にいろいろ性状があるのはなぜか? |
|
便は、食物が口から摂取されて排泄されるまでの間の腸管の消化、吸収、運動などの状態を反映しているためです。 |
|
★各原因による便の性状は?
便の性状は、固形便・有形便・泥状便・水様便等に区別され、腸管の蠕動が亢進しているときや炎症のため水分の吸収が不十分なときは下痢便となります。>正常では有形軟便から軽度固形便ですが、結腸に長く停滞すると(いわゆる便秘)、硬い糞塊を形成して兎糞(トフン)様便となります。また、直腸に狭窄があるとき、あるいは大腸に痙攣性収縮のあるときは鉛筆様便となります。 |
|
|
便秘時、果実、野菜、水分などを多くとるとよい理由は? |
|
腸の蠕動運動を促進させて、排便を促すためです。 |
| ★便秘を予防する食品 | |
| 1、機械的刺激となる食品 | |
| @繊維の多い野菜 | ごぼう・にんじん・レンコン・いも類・豆腐・白菜 |
| A果物 | バナナ・桃・プラム |
| 2、化学的刺激となる食品 | |
| @甘味の強い食品 | 乳糖・あめ・砂糖漬の果物・蜂蜜 |
| A酸味の強い食品 | なます・ヨーグルト・レモン・夏みかん |
| B塩辛い食品 | みそ漬・塩辛 |
| C脂肪の多い食品 | 牛乳・バター・マヨネーズ・うなぎ |
| 3、物理的刺激となる食品 | |
| @冷たい食品 | 冷たい牛乳・ビール・果物 |
|
*point*
★下痢時の看護のポイント
@下痢の原因及び下痢を誘発する条件や訴えを理解する。
|
|
|
浣腸を無菌操作で行わなくてよい理由 |
|
健康人の大腸内には、腸内細菌叢により最近が常在しているので、無菌操作をしても意味がないため。 |
|
|
浣腸時、カテーテルを10cm以上挿入してはいけない理由 |
|
挿入が長すぎると腸粘膜を損傷する危険性があるため。 |
|
★カテーテルの長さ
成人の直腸の長さは約20cmです。したがってカテーテルをおくに挿入しようとすると、S状結腸へ移行する部位の腸壁や直腸膨大部に存在する直腸弁を機械的に損傷する危険性があります。
|
|
|
浣腸時側臥位になるのはなぜか? |
|
腸の走行に合っていて無理なく浣腸液が注入できるから。 |
|
★腸の走行
解剖学的に下行結腸以下のS状結腸の走行は、左上より右下方向へ走っているため、左側臥位をとるとS状結腸以下の部位はきわめて自然な位置をとることができます。また、左側臥位は肛門をはっきり確認することができるので、挿入が容易であると同時に安全です。 |
|
|
高圧浣腸時、イリゲータの高さを肛門から50cmくらいにするのはなぜか? |
|
腸粘膜に対して、浣腸液の圧力が、機械的刺激として最適であるためです。 |
|
|
浣腸のカテーテル挿入時、患者に口呼吸させるのはなぜか? |
|
緊張して腹圧がかからないようにし、カテーテルを挿入しやすくするためです。 |
|
|
浣腸液を注入した後、5分くらい我慢させるのはなぜか? |
|
浣腸液が腸管内に留まることが、腸に適度な機械的刺激となるためです。 |
|
★排泄を我慢させてはいけないのは
重症患者、衰弱患者、高血圧患者を、必要以上に排泄を我慢させたり、長時間努責(ドセキ)(いきみ)させると、体力の消耗や血圧変動などがみられるので十分注意し、無理させないようにします。 |
|
|
浣腸液の温度を41度程度にする理由 |
|
腸壁を軽度に刺激して、適度の蠕動運動をおこさせ、しかも自覚的に気持ちのよい温度であるため。 |
|
★浣腸液の温度が決まっているのは
直腸音は口腔温・腋窩温よりは高く、普通37.5〜38.0℃くらいです。浣腸液の温度はこれよりも高くても、低くても、とくに腸粘膜を刺激します。
|