1.コンチネンスケア
(1)コンチネンス(禁制)とは

禁制(Continence)とは排泄のコントロールがついた状態を表す。

コントロールがついた状態とは、

@もれずにある程度ためることができ、認められた方法で気持ちよく出せること。


Aたとえ漏れという障害があっても問題なく過ごすことができ、それが問題にならない状態も含まれる。このような状態を社会的禁制(Social continence)と呼ぶ。つまり、社会的不利のない状態である。

(2)コンチネンスケアとは

@失禁にならないように予防すること。
(予防)


A漏れ状態をアセスメントして治療や環境整備により漏れをなくすこと。
(治療とケア)


B漏れが元に戻せない障害として残った場合、問題(身体、心理、社会的)にならないように本人および家族がケアできることを援助すること。
(ケア・マネージメント)

2.排泄ケアの特徴
(1)排泄ケアは尊厳を守るケアである

排泄障害はほとんどの場合命に別状がない。しかし、オムツや管をつけて生活するにはよほどの障害需要が必要。

(2)排泄ケアは回数が多く、24時間続く

本人にとっても、家族にとっても、心理的、身体的負担が大きい。

(3)排泄物そのものが不快なものである

臭気・色・心理的負担だけでなく、衛生的、社会的に問題になる。

(4)排泄ケアは治療とケアが合致して初めて成り立つ。

治療に関しても最終目標は本人のQOLである。

(5)排泄動作は連続した日常生活動作であるため、排泄の状態が改善されている時には生活全体が変化していることが多い

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