呼吸
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呼吸測定時、患者に気づかれないようにして測定するのはなぜ? |
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呼吸の周期は意識的に変えることができるためです。 |
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●呼吸のメカニズム 安静時の正常呼吸は、成人の場合、1分間に12〜20回の頻度です。 450mlくらいの空気の吸息と、呼息を無意識のうちに周期的に繰り返しています。 その意味では、心臓の収縮運動に似ていますが、心臓と異なり、肺の組織自身には肺胞を拡げたり 縮めたりする筋肉はありません。実際には、横隔膜の収縮や外肋間筋の収縮によって、胸腔が広げられたときに 肺は膨らみ、これらの筋肉が弛緩したときには縮みます。 |
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年齢により呼吸数が異なるのはなぜ? |
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新生児から学童まで肺の発達段階であり、1回の換気量が少ないので呼吸数の増加で補うためです。 |
| ●年齢による呼吸数の変化 | |
| 年齢 | 呼吸回数 |
| 新生児 | 35〜50 |
| 乳児 | 30〜40 |
| 幼児 | 20〜30 |
| 学童 | 20 |
| 成人 | 16〜18 |
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●肺の成長は…。 胎児は羊水の中にいるわけですから、外呼吸はしておらず肺胞は閉じている状態です。 生後、外呼吸が始まると肺の成長、つまり肺胞数が徐々に増加し、学童期を過ぎると成長は止まって 一定化しますが、1回換気量はその後も増加を続けます。これには呼吸筋の発達と胸郭の発育によって、1回の呼吸がより深くなり、また呼吸法も変化するものと考えられます。 また、新生児の1回換気量は約25mlと極めて少量であり、成人の1回換気量は約500mlですから、20倍もの違いがあります。 |
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一般に女子は胸式呼吸、男子・小児はは腹式呼吸が多いのはなぜ? |
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一般に女子は腹筋群の発達が男性と比べて悪く、また衣服の関係(帯を締めたり、男性と比較して余裕のない服を着ることが多い)、あるいは妊娠の影響を受けるためです。 |
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●呼吸の型は・・・。 *胸式呼吸 ( 胸郭型:thoracic typeあるいは肋骨型:costal type) →主に肋間筋の働きにより行う胸郭の運動。 *腹式呼吸 ( abdominal type 、あるいは横隔膜型:diaphragmatic type) →横隔膜の上下運動によって行う呼吸。 |
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激しい運動後などは、呼吸が速く、深くなるのはなぜ? |
筋運動によって、筋及び関節からの神経反射がおこり、また体温上昇、血中のO酸素濃度の低下による 呼吸中枢の興奮が起こるためです。 | |
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睡眠中は、胸式呼吸になるのはなぜ? |
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睡眠時間などの安静呼吸では、代謝量も一般に低下している状態で、不快呼吸を必要としていないためです。 |
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*POINT*
呼吸とは、生体が生命の維持に必要な酸素を外界から取り入れ、代謝の結果生じた炭酸ガスを外界に排出することです。肺胞内の空気とそこを流れる血液との間で行われているガス交換を「外呼吸」(肺呼吸)、血液と抹消組織 との間で行われるガス交換を「内呼吸」(組織呼吸)といいます。私たちは外呼吸を観察しています。 呼吸測定時には患者が緊張したり意識すると呼吸数が変わる可能性がありますので、脈拍測定に引き続き、患者の手首を持ったまま脈拍測定をしているようなふりをして行うとよいでしょう。 異常呼吸には、図1・2のようなものがありますので、十分に観察をして異常の早期発見に心がけてください。 また、呼吸が一定時にせよ止まってしまうことを無呼吸と言います。 ※呼吸測定時には次のようなことに注意してください。 ・呼吸変動をきたす要因を極力排除し、測定前には、安静を保たせる。 ・正確に1分間測定する。 ・どのような呼吸音か。 呼吸が苦しいとき、臥位よりも座位のほうが楽なのはなぜ? ・横隔膜が下がり、呼吸面積が広がることにより、呼吸数がしやすくなるためと、肺のうっ血状態 が軽減されるためです。 ・喘鳴(ゼイゼイという音)やチアノーゼはないか。 ・胸郭の動きが小さくわかりにくいときは、薄い紙片や羽毛、糸などを鼻孔近くにかざしたり、鏡を用いてそのくもりぐあい などから測定する。 |
| 種類 |
頻呼吸 |
徐呼吸 |
過呼吸 |
| 型 |
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| 特徴 | 1分間に25回以上 | 1分間9回以下 | 数はかわらず深い、1回の換気量が増加 |
| 発生時 | 発熱・興奮時 | 脳圧亢進時・気管支閉塞 | 貧血時、甲状腺機能亢進 |
| 種類 |
減呼吸 |
多呼吸 |
過呼吸 |
| 型 |
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| 特徴 | 数は変わららず浅い、1回換気量が減少 | 数も深さも増加 | 数も深さも減少 |
| 発生時 | 呼吸筋の麻痺時、睡眠薬、モルヒネ中毒 | 運動時、高熱時、神経症 | 末期患者 |
| 図1 呼吸と深さの異常 | |||
| 種類 | チェーン・ストークス型呼吸 | ビオー型呼吸 |
| 型 |
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| 特徴 | 呼吸の深さ・数が次第に増し、次に現象したあと無呼吸となり、これを繰り返す。 | 同じ深さの浅い呼吸が4〜5回続き、次に、無呼吸となり、これを繰り返す。 |
| 発生時 | 脳疾患患者・尿毒症・心疾患・中毒・各疾患の末期 | 腫瘍・髄膜炎・延髄損傷時 |
| 種類 | クスマウル型呼吸 |
| 型 |
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| 特徴 | 極端に大きい呼吸が持続的におき、高い雑音を伴う (代謝性アシドーシスでみられる。) |
| 発生時 | 糖尿病性昏睡時(アセトン臭)尿毒症昏睡時(尿臭) |
| 図2 呼吸リズムの異常 | |
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タッピングをすると痰が出やすくなるのはなぜ? |
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肺内の痰が気管内に移動するのを促進するためです。
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