1、妊娠の生理
1)妊娠の定義
卵子と精子が結合してできた受精卵を自分の体内に保有している状態を妊娠Preganacyといい、その女性を妊婦という。妊娠は受精卵の着床で始まり、分娩・流産などで終了する。
はじめて妊娠した者は初妊婦primigravida。
妊娠した経験のある女性を経妊婦multigraviida。
はじめて分娩する女性は初産婦primipara。
妊娠22週以降の分娩の経験をもつ女性は経産婦multipara。
したがって、妊娠22週未満で流産した者は経妊婦ではあるが、経産婦ではありません。
2)妊娠の成立
受胎・・・妊娠が成立することを受胎という。
受胎の7条件
1)卵巣から卵子が排出される(排卵)。
2)排出された卵子が卵管内に進出する。
3)精巣(睾丸)でつくられた受胎能力のある精子が男子の性器から排出される(射精)。
4)排出された精子が子宮腔を通り、卵管内まで進入する。
5)卵管内で卵子が精子とぶつかり、精子が卵子の中に進出して、両者の核が合一する(受精)。
6)受精した卵子(受精卵)が卵管から子宮腔内に運ばれる。
7)子宮腔内に受精卵を受け入れる準備が完成していて、そこに受精卵が定着する(着床)。
1)〜4)は受胎がおこるための前提条件であり、5)〜7)は受胎が完了するまでの経過として必要な条件です。

妊娠8週の胎児と卵嚢

子宮の断面図

(胎児と胎児付属物の関係を示しています)

 

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