失語症
失語症とは・・・。

脳の言語中枢や中枢間の連絡線維などの病変により、音声、文字などによる表現や理解という言語活動が障害を受け、話す・聞く・書く・読む・計算などの言語機能が障害された状態です。

失語症の主な症状・特徴
症状 特徴
・発語失行

・構音失行

(失語症に伴うことが多い)

・発声・発語器官に特別な運動麻痺や筋力低下、運動失調などがないにもかかわらず、構音がぎこちなく、誤りが目立つ。誤りに一貫性が乏しく変動的である。

・話す速さやイントネーションが障害される。

・喚語困難 ・日常使う言葉や物の名前が思い出せず、いい値ぁ言葉が出てこない状態。

・目の前に提示された物品の名前が思い出せなかったり(呼称障害)、会話の中で必要な単語が思い出せなかったり(語想起障害)する。

・復唱の障害 ・相手が言った言葉を繰り返すことの障害。

@相手が言った言葉が音としてうまく入らない(語音認知・聴覚把持の障害)

A相手が言う言葉は理解できるが、「話す」昨日の障害があるために復唱できない。

・聴覚的理解の障害 ・言葉を聞いて理解することの障害。

@聴力には問題ないが、入ってくる言葉の音の認知そのものが困難。

A耳に入ってくる言葉の音の認知には問題なく、言葉の音の重なりが意味と結びつかない。

・読みの障害 ・音読の障害、理解の障害。(理解できても音読できない、あるいはその逆もあります)

・仮名のみ障害される場合、漢字のみ障害される場合、仮名と漢字の両方が障害される倍がる。

・書字の障害 ・字を書くことの生涯がほかの言語機能に比べてはるかに困難。

・漢字と仮名で乗離する場合がある。

・計算機能の障害 ・一般に加減乗除の4則算のうち減算は加算にくらべてはるかに困難

・九九表の想起が困難なため、乗除算は除算よりも更に困難。

・錯語 ・悟性錯誤「りんご」→「みかん」(関係はあるがまったく別のもの)

・音韻性錯誤「みかん」→「きかん」「みさん」(音が似ているが違う)

・文法障害 ・「注射に時間もトイレも行った」
(単語は正しくないが、文全体の文法の使用が障害がある)
・シャーゴン ・「あし(足)」→「フナカ」(聞き手には理解できない)
・残語 ・「センセー」(言おうとすると決まって出てくる言葉)
・迂回表現 ・注射→「毎晩あの看護婦さんがチクッとする痛い」
・保続 ・一度言った言葉のイメージや思考が頭から離れず、場面・状況が変わっても同じ言葉が繰り返し出現する状態。

・「ご飯」→「ご飯」、「歯磨き」→「え・・・ご飯」

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