◆脳梗塞の症状
脳梗塞の症状は、梗塞を起こした血管の支配領域によってさまざまです。

内頚動脈系・・・一側上下肢の運動・知覚障害、失語症、視力障害を起こします。

椎骨・脳底動脈系・・・四肢の運動・知覚障害、失調、めまい、構音障害、視力・視野障害、複視、嚥下障害を起こします。

大脳基底各核などを支配している穿通枝が閉塞すると、小さな梗塞(ラクナ)を生じます。

多発性梗塞では、記名力低下、自発性欠如、痴呆などを認めます。

脳血栓では、少しずつ血管が狭窄していくために、ウィルス動脈輪の存在に加え、他の側副血行路が発達することが多く、一側内頚動脈の完全閉塞でも無症状の事があります。


閉塞動脈 症状
内頚動脈 対側の片麻痺、知覚障害、半盲、
失語症(優位半球)、
同側の一過性の失明
前大脳動脈 対側の片麻痺(下肢>上肢)、
対側の知覚障害(主に下肢)
中大脳動脈 対側の片麻痺(顔、舌、上肢>下肢)、
対側の知覚障害、半盲、
失語症(優位半球)、
頭頂葉症候群(劣位半球)
後大脳動脈 対側の半盲(黄班回避)、
対側の視床症候群、
視覚失認

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