◆てんかん発作と痙攣発作の違いについて
  てんかんは「さまざまな原因による慢性的な脳の異常であり、 大脳における神経細胞の過剰な覇者に起因する反復性の発作 (WHOてんかん辞典,1973)」と定義され、慢性反復性の疾患、 簡単に言うと、繰り返し発作の起こるものをてんかんと言います。 一過性のものは、てんかんには通常含めず、痙攣とよびます。 脳血管障害や頭部外傷急性期の痙攣、熱性痙攣、ヒステリー性痙攣など はてんかんと呼ばずに、痙攣とよばれるのはこのためなのです。 てんかん発作の内容は、てんかん活動を起こした神経細胞がどういう働きを受け持っている細胞なのかによって違います。例えば、てんかん活動が運動領野の神経細胞に起こると、その神経細胞が支配している対側の手足が、患者の意思とは無関係に勝手な収縮を起こします。これが、痙攣発作です。 運動領野以外の所でてんかん活動が起きた時には、痙攣はみられません。痙攣発作は、運動領野にてんかん活動が起きた時に出てくるもので、てんかん発作の中の1つにすぎません。
◆てんかん発作以外では痙攣は起きないのか?
 てんかん発作以外の原因でも、痙攣発作が起きる事があります。例えば、電解質異常により痙攣発作が起こります。

[てんかん発作の原因]

★脳疾患に起因する痙攣
・脳感染疾患
・脳血管障害
・脳腫瘍
・脳損傷
・中毒
・頭蓋内術後

★脳以外の疾患に起因する痙攣
・小児の熱性痙攣
・電解質異常
・核黄疸による代謝産物
・鉛/ストリキニーネなどの毒素
・低カルシウム血症
・低酸素血症
・ヒステリー

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