通水法はまさしく詰まった水道管を強い水を通して通りやすくするのと同じです。

 軽症の卵管の詰まりはこれにより再開通が期待できます。

 手技そのものは子宮卵管造影などと同じで、子宮内に生理食塩水などを通します。

 詰まりが強いと痛みを感じることが多いものです。

 ただ大切なことは卵管は水道管と全く同じではないと言うことです。つまり自分で動くことができない卵を子宮内に運ぶ仕事をしているため、物理的に通っていれば良いわけではありません。

 たとえ通っていても不妊経過が長い場合は卵管の機能がきちんとしているか再度評価する必要があります。