クラミジアは近年急速に増加している性感染症で、不妊症の原因として重要です。症状は軽度のことが多いため本人が気づきにくく、骨盤内に広範な癒着を起こし、卵管性不妊症として発見されることが少なくありません。また仮に妊娠しても流産や早産の原因になるため、検査・治療はおろそかにできません。

 検査は上図のように子宮頚管内から綿棒にてクラミジアを検出する方法や、血液中の抗体価をはかる方法があります。

 治療は抗生物質をご夫婦で同時に内服するのが一般的です。

この図は武田薬品・株式会社アプライ(慶応大学 飯塚先生監修)のものを引用させていただきました。