内服剤には2種類あります。
一つはクロミフェン、もう一つはサイクロフェニルです。
クロミフェン
(皆さんにはクロミッドやフェミロンという名前で処方されているかも知れません。)
クロミフェンは排卵誘発剤の第1選択薬として用いられます。
サイクロフェニル
(皆さんにはセキソビットという名前で処方されているかも知れません。)
サイクロフェニルはクロミフェンに比べ、排卵誘発作用は劣りますが、排卵した場合の妊娠率が高いのが特徴です。
この二つの薬に優劣はつけられません。なぜなら確かに排卵誘発作用はクロミッドの方が強いですが、排卵イコール妊娠ではないからです。
クロミフェン サイクロフェニル 排卵誘発作用 強い 弱い 頚管粘液の抑制 強い 弱い 例えば頚管粘液に対する副作用がクロミフェンは強いため、精子の侵入がうまくいかなくなることがあります。
これは内服の排卵誘発剤の宿命であり、その作用機序から避けることはできません。