TOP以外は、多かれ、少なかれ心が不足しています。それを前提に心不足を補う工夫をすることが必要です。以下のような点があります。
1 TOPの役割
TOPは、TOPの役割で述べたことを実践する必要があります。同時に、自分より以下は、心が不足することをよく承知して、心不足を補う方策を先頭に立って講じる必要があります。
3 行動指針
仕事をするときに、下記の行動指針を着眼点にしました。それに従って、仕事の進め方を見ていくと,いろいろ問題のところに出くわすはずです。
(1) それは危険です。
危ないことだらけ。そんなことをやっては危険です。ルールはありますか。道具だてはしっかりしていますか。それを守っていますか。
(2) 「誠」をつくした物作り
使う人の身になって、本当によく考えたでしょうか。一生懸命、正直に、全力を傾注してやりましたか。さしあたりの自分の利益、組織の利益が頭を占めていませんか。
(3) ヤブをこげ,ヤブをこぐな
目的地はヤブの向こう。勇気を持ってヤブに入らなければ目的地に着きません。しかし藪を通るときは、後でくるときのため、別の人が通りやすいように目印をつけながら。
(4) 同じようにやれ,同じようにやるな
同じでいいことをばらばらにやらないこと。ルールがないとばらばらになる。同じようにやる意味のないところを反省なく長年同じようにやっていないか。勇気を持って変えていくべき。
(5) それは無駄です。
自分の財布から出した金でないと、金銭感覚がなくなります。あちこち無駄だらけ。
4 教育
技術を教えるのに比べて、心を教えるのは、大変です。砂漠に水を撒くようなむなしさがあります。でも教育をしなければ、前進は、ないでしょう。