要介護・要支援認定HEADLINE
基本調査第1~5群の整理方法
認定調査によって得られた基本調査項目の判定には、3つの判定基準があります
審査対象者の状態をより把握しやすいように、3つの評価軸を設けています。
能力、介助の方法、障害や現象(行動)の有無の3つの評価軸があり、基本調査の第1~5群62種類は3つの評価軸の何れかに分類されます。
①能力で評価する調査項目
全部で18項目あります。
寝返り、起き上がり、座位保持、両足での立位保持、
歩行、立ち上がり、片足での立位、視力、聴力、嚥下意思の伝達、毎日の日課を理解、生年月日や年齢を言う、短期記憶、自分の名前を言う、今の季節を理解する、場所の理解、日常の意思決定
②介助の方法で評価する調査項目
全部で16項目あります。
洗身、爪きり、移乗、移動食事摂取、排尿、排便、口腔清潔、洗顔、整髪、上衣の着脱、ズボン等の着脱、薬の内服、金銭の管理、買い物、簡単な調理
③障害や現象(行動)の有無で評価する調査項目
全部で21項目あります。
麻痺等の有無(左上肢、右上肢、左下肢、右下肢、その他)、拘縮の有無(肩関節、股関節、膝関節、その他)、外出頻度、徘徊、外出すると戻れない、物を盗られたなどと被害的になる
作話、泣いたり笑ったりして感情が不安定になる、昼夜の逆転がある、しつこく同じ話をする、大声をだす介護に抵抗する、家に帰る等と言い落ち着きがない、一人で外に出たがり目が離せない、色々な物を集めたり無断でもってくる、物を壊したり衣類を破いたりする、ひどい物忘れ、意味もなく独り言や独り笑いをする、自分勝手に行動する、話がまとまらず会話にならない、集団への不適応
麻痺は5項目、拘縮は4項目あり全部で28項目になります。
その他の分類
上記①②③の項目が高齢者の生活にどのような影響を与えているかを体系的に理解できるように、評価軸とは別に調査項目を更に5つに分類しています。
基本調査の第1~5群の各項目は下記の何れかに分類されます。
生活への観点から分類した調査内容5つ
①ADL・起居動作
②認知
③行動
④社会生活
⑤医療
こうすることで、調査項目が何を意味しているかをより把握し易いようになります。
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