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末梢静脈栄養法 : 輸液について |
末梢静脈栄養で使用される輸液について
末梢静脈から1日に必要なカロリーを補給するには限界があります。
1日、1000Cal 〜 1200Calが限度とされています。
それ以上のカロリーを投与するには、濃度を高くするか、
投与量を多くする必要があります。
濃度を高くすると静脈炎や血管痛などがあれわれます。
投与量を多くすると、腎臓や心臓などに負担をかけることになりす。
その為、末梢静脈栄養法は十分な栄養補給が困難なため、
長期間(目安としては2週間以内)は実施できません。
各栄養素の濃度には限界があり、
ブドウ糖液(糖質)は、10%〜12% が限度とされています。
アミノ酸製剤(タンパク質)は、10〜12% とされています。
脂肪乳剤(脂質)の場合は、浸透圧は血漿とほぼ同じです。
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◇メモ
末梢静脈栄養法に用いられる輸液の浸透圧について
輸液による静脈炎を予防するためには、900mOsm/kg(浸透圧比約 3)未満に
抑えることが大切になります。アミノ酸製剤やブドウ糖液を投与する場合は
浸透圧が上記を超えないように注意する必要があります。
脂肪乳剤の浸透圧は血漿とほぼ同じです。
*浸透圧比は生理食塩水に対する比
*血漿の浸透圧は280〜300mOsm(ミリオスモル)/L (mOsm/kg) 生理食塩水とほぼ同じ
*pHも注意が必要。
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続きはこちらです⇒ 輸液の種類
末梢静脈栄養法について : 項目
末梢静脈とは?
末梢静脈カテーテルの穿刺(挿入)部位
メリットとデメリット(中心静脈栄養法との比較)
合併症
輸液について
輸液の種類
具体的なケア:介護職員が注意することなど
具体的なケア:看護職員のケア
栄養の管理・ケアU: 静脈栄養法
栄養の管理・ケアT: 経管(経腸)栄養法
栄養の管理・ケア 概要
経管栄養について
経鼻栄養法について
胃瘻栄養法について
中心静脈栄養法について
末梢静脈栄養法について
経腸栄養剤について
解剖生理(消化器)
消化器とは?
口腔の役割
咽頭の役割
食道の解剖と生理
胃の解剖と生理
小腸の解剖生理
大腸の解剖生理
肛門の解剖生理
膵臓の解剖生理
肝臓の解剖生理
胆嚢の解剖生理
消化酵素について
各消化酵素の働き
消化と吸収について
消化吸収の機序
経管(経腸)栄養法の必要性(ここでは経鼻胃管栄養法と胃瘻栄養法PEG)
まえおき
経口摂取が困難又は出来ないケース
経管栄養法が選択されるケース
経腸栄養法が困難又は出来ないケース
経鼻胃管栄養法が困難又は出来ないケース
胃瘻栄養法(PEG)が困難又は出来ないケース
経鼻胃管栄養法と胃瘻栄養法(PEG)の違い(メリットとデメリットなど)
経鼻胃管栄養法のメリット(PEGとの比較)
経鼻胃管栄養法のデメリット(PEGとの比較)
胃瘻栄養法・PEGのメリット(経鼻胃管栄養法との比較)
胃瘻栄養法・PEGのデメリット(経鼻胃管栄養法との比較)
経腸栄養剤について
経腸栄養剤とは?
経腸栄養剤の分類方法・例
経腸栄養剤の種類
天然濃厚流動食について
人工濃厚流動食について
病態別栄養剤(疾患別栄養剤、特殊な組成の栄養製剤)
流動食とは?
流動食と経腸栄養剤の違いは?
形態からみた経腸栄養剤の特徴
半固形(化)経腸栄養剤とは?
固形(化)経腸栄養剤とは?
半固形化剤又は固形化剤とは?
濃度について
質量パーセント濃度の求め方
質量/体積(容積)パーセント濃度の求め方
浸透とは?
浸透圧とは?
浸透圧の単位
経腸栄養剤の濃度と浸透圧
浸透圧と下痢
経腸栄養剤の投与量の判断基準
成人の1日に必要なカロリー(エネルギー量)
高齢者の1日に必要なカロリー(エネルギー量)
個人に合った必要エネルギー量 目安
日本人の食事摂取基準2010年版・基礎代謝基準値によるカロリー計算
国立健康・栄養研究所の式によるカロリー計算
ハリス-ベネディクトの公式・欧米人を対象としたカロリー計算
ハリス-ベネディクトの公式・日本人を対象としたカロリー計算
日本人に合わせた簡易式のカロリー計算
標準体重からカロリーを計算する方法
個人に合った一日に必要なカロリー計算のまとめ
経腸栄養剤・投与量のまとめ
経腸栄養剤はてな?
嚥下障害について
嚥下困難(嚥下障害)とは?
嚥下困難の主な原因
対 策
経腸栄養法が必要なケース
経鼻胃管や胃瘻チューブの種類などについて
経鼻胃管の種類
経鼻胃管の太さ、長さ
胃瘻チューブの種類
胃瘻チューブの構造
胃内固定板について
体外固定板について
胃瘻チューブ(カテーテル、管)の選択
経管(経腸)栄養法の具体的なケア(介護職員などが実施できるケア)
栄養剤を注入するまでの大まかな手順
経腸栄養剤の注入時の観察と注意点など
栄養剤の注入終了後の手順
後片付けと記録・評価について
経鼻胃管栄養法の合併症と対策
胃瘻栄養法の合併症と対策
介護職員の経管栄養法に関する医療行為について
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◇参考文献
書籍
「ナース必携最新基本手技AtoZ」照林社 小学館 p132〜p135
「家庭医学大百科」主婦の友社
「最新医学大辞典」医歯薬出版株式会社
インターネット
ウィキーペディアHP内
ja.wikipedia.org/wiki/点滴静脈注射
ja.wikipedia.org/wiki/輸液
CDC感染対策情報HP内
血管カテーテル関連物品の交換時期
http://hica.jp/cdcguideline/guide/exchange.htm
輸液製剤協議会HP内
末梢静脈栄養輸液
http://yueki.com/composition_search/pdf/8-.pdf
組成表検索
http://yueki.com/composition_search/
IVH(ナースのホームページHP内)
//nurse.fc2-rentalserver.com/ivh1.html
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開設日: 2013/06/18
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