新溝・天満宮

菅原道真を祀る天満宮。
九州には「大宰府」があるせいか天満宮が多く、
「うそ替え神事」に因む石造のウソ像も九州に多い。

この社の拝殿前にも、一対のウソの石像が台座に載せて奉納されている。(写真上)
デザイン化された「木ウソ」ような像容ではなく、実物のウソ(鷽)に近く造られている。

  建立:明治25年(1892)12月
  奉納:西組中






写真下は境内の単体のウソ像。
実物のウソに一層近い像

  奉納:明治18年(1885、乙酉年)9月

これらのウソ像は、たくさんの小穴のある丸太らしきものに乗っているが、
「天満宮の建築用材木を虫が食った時、虫を鷽が退治した」
との由縁をあらわしているものか?。

ウソは天満宮の守り鳥である。

福岡県筑後市新溝
鹿児島本線「羽犬塚」駅下車、タクシー10分


水鏡天満宮


菅原道真公が博多上陸の折、市内を流れる四十川の清流を水鏡として姿を映されたので、
後世その地に社殿を建てて水鏡天神と呼んだ。
現在の福岡の中心「天神」の地名は当社に由来するという。



鷽替(うそかえ)神事は正月七日。
高い円柱上にとまるウソの像が、左に2体、右に1体ある。
いずれも「木ウソ」の像容風にデザインされたもの。
拝殿前参道、左右対の牛、狛犬と共にウソ像3体


福岡県福岡市中央区天神1-15-4
「西鉄福岡(天神)」駅下車、歩500m


水田天満宮


天神様の「うそ替え神事」のウソの大型の石像が3体も社前に並ぶ。


スズメバチを咥えるウソ(鷽のくちばし部分)
 -----見づらい写真だが
手前の2羽は実物のウソをかたちどった像だが、社の案内によると、この2羽はスズメバチを咥えたウソ(鷽)で、天神様の御幸や参拝者をスズメバチが襲った時に飛来して蜂を噛み追い払い人々を助けたのに因むという。

このようなウソ像は全国でもこの社にしかないとのこと。

また、鷽(ウソ)という字は学業の學と似ているので、
「(学問の)天神さまのお仕え鳥」とされているという。


福岡県筑後市水田62番地の1