黒・灰・白へと別けさせて頂きました。 送って頂きまして本当に有難うございます。 ここへ掲載させて頂いた物の著作権その他に関しては、送って頂いた方にあります。 無断での転載・掲載はお断り致します。 |
AKIRAさんよりの贈り物です。 | |
Presents01 ”最愛の・・・” | |
その青年は、ほの暗い天井に もう、どれくらい眠らずに過ごしたのか・・・ この光を閉ざした部屋の中では・・・ 青年の心にとってはそんな事はどうでもよかった。 今の青年にあるのは、 そう、これからを共に過ごそうと 青年が初めて共鳴した心の音。 これから一緒に、ただ一つになれと・・・ (傷・・・ やすらぎ・・・ 痛み・・・ 夢) 青年の心に新しい何かが芽生えはじめた。 そのとなりには最愛の・・・ そう、もう吐息を感じさせることもなく、 その首すじの美しくドス黒い、 ・・・モウ、誰ニモ汚サレナイ・・ 青年はただ静かに そのとなりには |
AKIRAさんよりの贈り物です。 | |
Presents02 破片の滴(しずく) | |
鏡に向き合う二人の少女 でも今は・・・ それを見て嘲(あざけ)り笑う少女の姿。 ”鏡の外の少女は知らない。 高らかに笑う鏡の外の少女はいつか もう戻れない、鏡の外の世界へと・・・。 粉々に砕け散った鏡の破片 現実を知らない少女は今はただ |
AKIRAさんよりの贈り物です。 | |
Presents03 決意の果て | |
女は心に決めていた。 出会って何年経っただろう。 楽しい思い出、辛(つら)い思い出 自分に問いかけ女は笑う。 辛い思いは何度もあったが、楽しい思い出は・・ 彼にとっては私なんか・・・ とにかく、今はもう、終わりにしよう。 待ち合わせの場所・・いつもの場所に彼はいて・・ 女は彼を外へと誘い やすらぎを感じる時は過ぎ 女は一人、車へ戻る。 その青白い手を深紅に染めて 女は黙って彼と別れた。 ”だけど、誰にも、わたさない” その言葉だけが |