perror

システムエラーメッセージの出力

【書式】
#include <stdio.h>
void perror(const char *str);

【説明】
標準エラー出力デバイス stderr に対して、エラーメッセージ str とerrnoに対応するシステムエラーメッセージを出力します。
使用例を見ていただくとわかると思いますが、出力は、「str文字列: errnoに対応するシステムエラーメッセージ」となります。ただし、str にNULLを指定した場合と、*strが空文字の場合には、「errnoに対応するシステムエラーメッセージ」のみを出力します。
また、errnoは一部のライブラリ関数によってエラー発生時に設定される値です。errno は errno.h に宣言されています。

【引数】
const char *str : 出力文字列

【戻り値】
なし

【使用例】
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(int argc,char *argv[])
{
        FILE *fp1, *fp2;
        int c;

        if((fp1 = fopen(argv[1], "r")) == NULL ) {
                perror("入力ファイル");
                exit(EXIT_FAILURE);
        }
        if((fp2 = fopen(argv[2], "r")) == NULL ) {
                perror(NULL);
                exit(EXIT_FAILURE);
        }
        
        fclose(fp1);
        fclose(fp2);

        return 0;
}

【実行結果1】fp1に存在しないファイル名を指定した場合
入力ファイル: No such file or directory
【実行結果2】fp1に存在するファイル名を指定し、fp2に存在しないファイル名を指定した場合
No such file or directory

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