京都の友だちと、友人の家に遊びに行きました。
「とにかく、暖かくて、汚れても構わないような格好で来る事」
これが条件。
  小学校まで徒歩2時間かけて通っていたという山の家。
今回もまた、スケッチブックを持って長距離バスに乗りました。

2月26日〜28日

12年前に、ほぼ朽ちた民家の柱を基に家を造り、住みはじめたそうです。エネルギーは薪を利用した自然燃料。ただ、音楽は聴きたかったので、太陽光エネルギーで最低限の電力を確保するようにしたそうです。

そういう訳で、薪割りは日々繰り返し行われる大切な仕事。

薪割り体験。当たりが良いと褒められて、格好のストレス解消だと調子に乗ったら危うく斧が足に当たり、即中止。あぁ怖かった。
お風呂、かまど、ストーブ、オーブン。4か所も火を焼べる所があります。火力調節の通気扉、薪の種類など、テクニックいろいろ。 それにしても、火を見ていて飽きない。
食器洗いも冷たい水で。「あぁ、夏に来ればよかった。」と思わずにはいられなかったが、だからこそ、夏が待ち遠しい思いを想像すると都会のそれとは大違い。
 照明も最低限の明るさで。始めは、灯っている事すらわからず消してみて元の暗さを知る。
気付いた事。夜空は暗くない。月の光の明るいこと!
家族全員が土間で立ち働いて、(助け合わないと出来ない)手を合わせて食べはじめます。「このメカブ、海の香りがするなぁ」「今日の米は自家米で3分精米だよ」「さっき採ってきたふきの塔を揚げたわよ」「今日のパンの発酵具合はどうかしら?」献立からだけでもこれだけの話題。会話は尽きない。
色々とごちそうになった。
学んだ事。「ちょっとひと手間、を惜しまない」手間だ、なんて思わないこと。
メインを生かす献立。
これって、せっかくの美味しい素材を最高に味わう演出だと思う。バランス感覚も大事。
改めて、実感。
ここのペット。

鼻がピンクのハナ、という犬。

いつも、ずっと入り口の傍にいる仲のよい親子ねこ。

「今日の餌やった?あら、随分元気みたい」小さな瓶を覗いて言うので何を飼っているのかとおもえば、「天然酵母」!!
一番大切にされている。そしてヨーグルト菌もせっせと培養されています。

山の家の人たち。

papa:ペルーのカラフルなニット帽がこんなに似合うとは。お茶目だ。そして実行の人。沢山の本を読み、様々な人々と出会っているのだと思う。穏やかな語り口調。「何でも聞いて。」そして何でも答えてくれる。哲学者のようであり、永遠の少年の様でもある。
週何日かは京都でお仕事。 笛を吹いたりする。
mama:ママもてっぺんがツンと尖ったニット帽。雰囲気が「小学校の先生を思い出す!」と言ったら以前の職業でした。大体の事は笑顔で受け入れる大らかさ!原毛フェルトのワークショップを開いたり、販売したりのアーティスト。食器を洗いながら「恋のバカンス」を鼻歌で歌う。
京都で知り合った。私よりひとまわりも若いのにそんな事ちっとも感じさせない落ち着きぶり。不思議な絵を描くアーティスト。独自の世界を持っていて、今回はその由縁が垣間見れたような見れないような。
「おかあさーん」と呼ぶ声のトーンが可愛かった。
弟くん:春に高校生。でも既に180センチですらっと長身。クール。5歳からの薪割りでその腕プロ級。大きな手をしていて「野球選手かプロゴルフファーみたいだ!」なんて安直に叫んでしまった。自然は心身を鍛え、人を育てるんだ、なんて思ってしまった。
ご家族の皆さん、そしてご近所の方、楽しく貴重な3日間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。また夏の草取りに伺います!
おまけのデッサン
アイルランド製の薪オーブン。
いつもお湯が沸いていて、近くではパンを発酵させたり、ヨーグルト菌を培養させたり。なんだかロマンティック。
本物、現役のかまど。
火力調節も薪の焼べ方で思いのまま。お釜は重そうだけど、ぐらぐらと湧くお湯の勢いは圧巻。