8/28/05

どんなに細かい作業でもポイントは同じ。きちんと切り貼り、計り、説明を良く聞く。まるで幼稚園と同じ。
製本に興味が湧いたので、画帳ワークショップに参加した。布張りの蛇腹式スケッチブックとそれを収める箱を作る。午前10時30分から5時までの長丁場。先に完成品を見せてもらって未知の作業を想像する。

『先生、私不器用なんですよぉ』と他の生徒さんが告白する。『私、不器用なんです』って、よく使う都合のいいフレーズ。私も昔は自分でそう思い込んでよく言っていたっけ。器用な人に限ってそんなこと先に言ったりもするけれど。  とにかく、これからはなるべく器用に上手にいろいろやって行きたいので言い訳は念頭に置かず黙々と作業に没頭する。1ミリの布の厚みまで計算する細やかさ。その気がつかないくらいの細かな配慮が、完成したときにひとつに纏まって歪みや凹凸のない完璧な画帳が出来上がるのです。

さて、私の「完璧を目指した完成品」は布の下に細かな作業行程を全部包み隠してしっとり手の中に収まりました。体験して初めて知る沢山の配慮。主張しないけれど、モノの良さってそんなところに隠されているような気がして、これからは見る目が変わりそう。