HTMLファイルの作成等について
「ファイルの格納場所」
デフォルトではIrKey.exeが有るディレクトリ直下のhtdocs配下に格納して下さい。
もし格納場所を変更したい場合はIrKey.infファイルの[LAN]エリアに DocRoot=d:\htdocs 等と記述して下さい。
「ひな形ファイルの作成」
IrKeyMnt.exeのファイルメニューからMake htmlを選択するとIrKey.htmlが作成されます。
とりあえず作成されたファイルをhtdocs配下に置くだけでも使うことができます。
「赤外線送信要求の出し方」
ひな形として作成されたIrKey.htmlを見ると判りますが、送信要求は以下のように記述されています。
<a href="IrKey.html?F=IrSend&P1=Sharp&P2=POWER&C=$Cache$">
FはIrSend固定で、P1がIR dataのComment部分、P2がCode部分に対応しています。
Cの部分はブラウザでキャッシュされないよう$Cache$に時間情報が格納されます。
HTMLファイル中でもキャッシュが無効となるような設定を行ってみましたが、NNはOKでもIEがだめだったのでこの方式を取り入れています。
「赤外線送信結果の確認方法」
これもひな形ファイルを見ると判りますが、ファイルの中に「$Result$」と記述しておきます。
するとIrKeyから応答を返す時にこの部分を送信結果に置き換えてくれます。
「F(function)一覧」
F |
P1 |
P2 |
説明 |
セキュリティ対策 |
IrSend | IR dataのComment部分 | IR dataのCode部分 | 赤外線信号の送信 | IPアドレスをFreeに記述してあるか、UserID+Passwordで認証できた場合に操作可能。 |
IrRec | Code | [Code] | リモコンからの信号でIrKeyを動かすのと同様に、ブラウザからの信号でIrKeyを動かす。(つまり、Paramに指定されたCodeをApplicationエリアで検索して、一致した部分の内容を実行します) 1コードあるいは2コード連続まで指定可能。 |
IPアドレスをFreeに記述してある場合に操作可能。 ※1 |
※1 IrKey.infの[LAN]エリアに FreeAccess=1 と記述しておくとUserIDによる認証でも実行可能となります。ただし、勝手に操作される可能性が高くなるので使用に当たっては十分注意する必要があります。
FreeAccess | 0 | 通常状態、セキュリティは上述の通り |
1 | ユーザーIDによる認証でも上記IrRecが使用可能となる | |
2 | IrKeyMntからの操作時にFreeに登録されているか確認しない(使用に当たっては特に注意) |
「HTMLファイル中の予約語一覧」
予約語 |
説明 |
$Result$ | 赤外線信号の送信結果文字列に置き換えられます。 |
$Cache$ | HTMLファイルを返送する時に端末の時刻情報(HHMMSS)に置き換えられます。 |
「製作応用例」
クライアントサイド・イメージマップを使ってリモコンイメージを作ってみました。参考にして下さい。
ブラウザから http://localhost:1024/sharp.html
を開いて下さい。
「HTTPの対応メソッド」
現在はGETとHEADしか対応していません。しかもヘッダーの内容はほとんど見ていません。
「注意事項」
IPアドレスをFreeに記述すると、IrKeyMnt.exeから接続して、コマンドが自由に実行できますのでFreeに入れるIPアドレスについては、セキュリティに十分注意する必要があります。(上記※1の部分は
FreeAccess=2 とするとIrKeyMntも該当します)
WebサーバーとしてHTMLファイルを指定する場合、上位パスを指定する「..」は使えません。(セキュリティ対策のためです)
簡易なので通信環境によっては異常が発生する可能性が高いです。もっと本格的に使うのであれば、きちんとしたWebサーバー上で動くCGIとして実装した方が良いです。
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