AKI-H8マザーボードの製作
最初にAKI-H8を購入した時はマザーボードが付いておらず、その後もボードキットしか購入していないので秋月純正のマザーボードは持っていない状態が続いていました。
しかし、LCDやスイッチの接続等は純正ボードに準拠していた方が何かと流用し易いので、純正ボード上位互換のマザーボードを作る事にしました。
「純正ボードとの違いは?」
1.電源が5.5Vから使えるように、低損失タイプの3端子レギュレータを使い、書き込み用の12VはTL499で昇圧して作っています。
2.プログラム電圧の印加や停止のタイミングをAT90S1200で行っています。これによって日立のデータシートに記載されているタイミングに合わせています。
3.I/Oポートに接続されているLEDを2個から4個に増やしています。
AKI-H8マザーボード
写真で動いているプログラムはAKI-H8コントローラーの簡易言語で記述したものです。
取り敢えず時計とかストップウォッチとして動作するように作成しています。
「製作時の注意点」
1.キースイッチだけでプログラム電圧が印加されますので、スイッチは少し押し難い所に付けるかトグルスイッチを併用した方が誤操作を防げます。
2.私の場合、LCDは16文字2行の物しか付けないようにレイアウトしましたので、他のサイズを付ける予定の方はレイアウトを工夫して下さい。
3.小型化のため、AT90S1200とTL499関連のパーツはLCDの下(あるいはAKI-H8の下)に配置します。
「AKI-H8にプログラムを書き込む場合」
キースイッチを1回押すとLEDが点灯し、ブートモードで書き込み可能となります。書き込みが終了したら再度キースイッチを押すと、LEDが消灯してAKI-H8に書き込んだプログラムが動作を開始します。
「その他」
1.電源スイッチがあるので、リセットスイッチは省略しています。
2.プログラム用の12VはAT90S1200を使ったチャージポンプ回路で作ろうとしましたが、H8のデータシートを見ると最大40mAも必要だったので断念してTL499を使うことにしました。
3.LED内蔵のキースイッチを使っていますが、これから作る人は入手し易いパーツに変更して下さい。
「注意事項」
ここに書いてある内容で作成して、AKI-H8その他のパーツが壊れても私は責任を持てませんので、利用に当たっては自己責任として下さい。プログラムの改良等は自由に行って下さい。