四酸化鉄皮膜処理
(Black oxide coating)
 アルカリ着色皮膜処理
鉄の黒染皮膜処理
(Alkali treatment of steel)
 
 
アルカリ着色皮膜処理規格について

アルカリ着色皮膜法

(Alkaline oxidizing colored film)

防錆・美装  滲透黒・化染


一般によく知られている鉄鋼用黒色酸化皮膜に対する規格には、NDS規格、MIL規格、ISO国際規格、たまに目にするのは、SAE-Aerospace規格です。それぞれの要望・要求により作られており、どの規格を優先するのかは、用途によります。が、大体は特に変わっているようには思えませんが、それぞれ特徴があります。鉄鋼用黒色酸化皮膜の大要の分類は、鉄用アルカリ性酸化処理皮膜、アルカリ性クロム酸塩・酸化処理皮膜、溶融塩・酸化処理皮膜、ステンレス鋼用アルカリ性酸化処理皮膜とあります。

ペニトレイト ・ ブラックは、鉄用のアルカリ酸化処理皮膜です。これは、アルカリ溶液高温着色法で化成された鉄の黒染皮膜で、その皮膜の組成は四酸化三鉄皮膜です。
その皮膜の表面状態は、材料自体の成分、経歴、表面仕上状態によりますが、黒色〜漆黒色で、緻密な構造の酸化皮膜になっています。
四酸化三鉄皮膜の厚さは、1〜5μの非常に薄い皮膜で、内方向に化成されているので,外観の寸法変化は殆どありません。
精密な機械部品、精密な鉄の製品の防錆に最適です。



 
アルカリ着色皮膜化成処理について


アルカリ着色処理

(Alkaline oxidized colouring treatment)

  アルカリ高温着色処理

鉄の黒染処理
(Alkaline blackening process)


防錆・美装         滲透黒・化染


ペニトレイト・ブラック (アルカリ着色皮膜処理)

ペニトレイト ・ ブラックは、鉄のアルカリ高温着色法で化成された鉄の黒染皮膜で、その皮膜は鉄の表面を強アルカリによる腐食を防ぎながら化成された漆黒色の皮膜で、緻密な構造の四酸化三鉄の酸化皮膜になっています。

鉄の黒染処理とかアルカリ酸化着色処理とか言われている鉄のアルカリ黒色酸化皮膜化成処理は、30〜60 % の濃厚な苛性ソーダの水溶液中にいろいろな場合に応じた酸化剤を入れ、これらの酸化剤が化学反応を起こし分解する温度、120℃弱から160℃強で、鉄鋼製品を黒染加工処理をする方法です。言い換えれば、強アルカリ性の100℃以上の高温化成液溶液中で処理されているともいえます。これによりアルカリ高温着色皮膜処理と呼ばれています。

鉄鋼用黒色酸化皮膜処理法には、鉄用アルカリ性酸化皮膜処理、アルカリクロメート酸化処理、溶融塩・酸化皮膜処理、ステンレス鋼用アルカリ性酸化処理があります。また、低温(100℃以下)で着色する方法、錆付法、簡易錆染法、常温微酸性で着色する方法、テンパ−カラ−法などがあります。その他、硫化法で着色する方法など、多くあります。

 
アルカリ着色皮膜外観写真

鉄のアルカリ黒染皮膜
(Alkalin blackening)

 
 

効果
防錆/美装/滲透黒など






 
図面注記名
黒染
黒染皮膜/
四酸化三鉄皮膜/
滲透酸化黒色皮膜など



   

アルカリ着色皮膜処理を行った製品1
 
(Alkalin blackening)



 アルカリ着色皮膜処理を行った製品2
(Ferrosoferric oxide coating) 
 アルカリ着色皮膜処理の概要
  アルカリ着色皮膜化成処理概要

小さい部品から大きい部品、長尺の部品まで、

アルカリ高温黒染め加工をしています。

長い部品(パイプ、シャフト)は、3.5メートル以下まで可能です。


堺防錆化学工業株式会社
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