1932年フレッド・アステアとグレース・ムーア主演のミュージカル『陽気な離婚女The Gay Divorce』に挿入されました。1934年にはアステアとジンジャー・ロジャースの共演で映画化されました。 また1951年にはケリー・グラント主演でコール・ポーターの伝記映画『Night And Day』が上演されました。
バース(16),A(16),A’(16),B(16)で、テーマだけで48小節あります。キーはE♭△です。 いろいろな構成が考えられますが、私の演奏では、イントロはベース・パターンを2種類作りパターン1を4小節×2、パターン2を4小節×2、そしてドラムはフィルインをいれて仕上げました。イントロは、ベースだけ先に入ってあとからドラムやピアノをかぶせていく方法も考えましたが今回は同時に入りました。
テーマのリズムはラテンと4ビートで、それはアドリブ1でも同じです。アドリブ2からは4ビートです。そしてベース1コーラス、8バースチェンジ1コーラスのあと、ラストテーマで、エンディングはB♭ペダル・パターンでイントロと同じパターンで最後はピタッと止まって終わります。
ボーカルでは、フランクシナトラのヴァージョンが有名なようですが、構成ですごく参考にしたのはスタンゲッツの『Stan Getz& Bill Evans』です。オルタネートのヴァージョンのほうが好きです。勿論寺井師匠の演奏やオスカー・ピーターソンの演奏も参考にしました。
Introのパターンも幾つも考えたし、構成も練ったし、良く準備ができていました。