Afternoon In Paris (John Lewis)

さて、BBS掲示板の[足跡シリーズ]の解説に誘われて〜、ケンイチ君のイメージする「暖かい冬の午後」っていうのも、おもしろいですネ。この2月のジャズ講座で紹介されたのを聴いて、弾きたくなり・・・レッスンで教えて頂きました(^^);。

Jazzmen_Detroit 『バリのゴゴBARI NO GOGO』って感じで、マダマダいまだに訛ってますが。えへへ。イメージは、暖かい春の午後、シャンゼリゼ通りのカフェで、お茶してて、足元のプードルがじゃれついてくるって感じで演奏したいんですがネ。 『Bag's Opus』の演奏も好きです。それと、フラナガン大師匠の魅力を堪能できる他のアルバムと言えば、『ジャズメン・デトロイト/バレル&フラナガン』。好きです。何年も前から聴いてる、愛聴盤!

その次に『Afternoon In Paris/ステファン・グラッペリ』。以前のジャズ講座で初めて聴いて、なんて美しい曲なんだろーと。バイオリンも粋な感じ。この早めのテンポ、イントロのバイオリンが、トゥィーンと繰り返すあたり、強烈でさりげないインパクトありデス。

フィニアス・ニュー・ボーン・ジュニア『Here Is Phineas』のヴァージョンは、23-24の返しが個性的で楽しげです。フィニアスさんらしいフレーズが目白押しです。

この曲、歌詞がないと以前寺井師匠が講座でおっしゃっていましたが、探したらありました。アニタ・オディ姉が歌っていました。最初はスキャットなんですけど、そのあとが・・・うなうな、うなうな、アフタヌーン・イン・パァリー〜という感じ。それで珠重さんに翻訳をお願いしました。 「今歌ってるのは、MJQがライブの最後でスィングしてた曲よ。パリの午後といえば、ボランとケニー・クラーク、チェット・ベイカーのギグのかっこよさは忘れない。・・・忘れられないパリの午後のグルーヴ。」

あとからつけた歌詞だそうで、いろいろとお聴きしたところ、この登場するみなさんは、フランスで活躍したジャズメンで、(フランシー)・ボランとクルックことケニー・クラークはフランスで楽団を結成、チェット(・ベイカー)もヨーロッパで活動。クラークとベイカーはいわゆるJazz Exile、ということだそうです。

うーん、「ボラ・クルックン・チェッ」と聴こえる歌詞は、3人分の名前だったんですね。やはり周辺知識がないと、歌詞もわかんないもんですね。

さて練習のポイントですが、とにかく「跳ねないこと」だそうです。寺井師匠のやわらかいタッチとなめらかなフレーズをイメージすると上品な感じで弾けると思いますよ!

投稿者:あやめ(2005.2.28)

師匠コメント

私は「お茶してプードル」と言うよりも、クロワッサンと赤ワインとチーズの方が浮かびます。他のヴァージョンも勉強するのはええけど、今やってる譜面が師匠のトリオのヴァージョンというのをお忘れなく。