2005年2月19日(土) |
1st.set |
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1. The Con Man (D. Reece) |
2. Smooth as the Wind (T. Dameron) |
3. Sid's Delight (T. Dameron) |
4. Soultrane (T. Dameron) |
5. All Day Long (B. Strayhorn) |
2nd.set |
1. Lucky to Be Me (L. Bernstein) |
2. I Can't Give You Anything But Love (J. McHugh) |
3. Bean & the Boys (C. Hawkins) |
4. I Didn't Know about You (D. Ellington) |
5. Cup Bearers (T. McIntosh) |
3rd.set |
1. Strictly Confidential (B. Powell) |
2. With Malice Towards None (T. McIntosh) |
3. Stablemates (B. Golson) |
4. Sunset and the Mockingbird (D. Ellington) |
5. Tin Tin Deo (C. Pozo, D. Gillespie,G. Fuller) |
Encore |
Caravan (J. Tizol) |
1曲目はThe Con Man。速いテンポの曲で、ライブが始まると同時に一気に聴いている側もヒートアップします。ピアノのアドリブでは宗竹さんの深いビートに乗り、ぐいぐいスイングしていきました。
フラナガン大師匠のThe Con Manは結局生で聴けませんでしたが、ライブの初っ端からトリオで爆発していくというイメージは、おそらく同じなのではないかと想像します。
続いて、タッド・ダメロンの曲が3曲。バラードのSoultraneは、もしかしたら、ここでは初めて聴いたかもしれません。ダメロンのバラードにふさわしく気品に溢れた曲で、じっくり聴かせてくれます。Sid's Delightとともに、またこのトリオで聴きたいと思いました。タッド・ダメロンの曲はいいですね。
フラナガニアトリオは毎回、その月のジャズ講座で取り上げられた曲をセットリストに加えることが多いのですが、今回はLucky To Be Meが2セット目の最初にきました。フラナガン大師匠のトリオアルバム『Lonely Town』に収録されている曲ですね。
4曲目はエリントンのバラード、I Didn’t Know About You。それこそ歌詞が聴こえてきそうな演奏です。こういう演奏を聴くのが、フラナガニアトリオを聴く楽しみのひとつとなっています。
3セット目は、Strictly Confidentialからハードに攻めてきます。そして、With Malice Towards Noneで期待通りの圧巻の演奏を終えた後の、Stablemateがすごかったです。宗竹さんのベースラインがほんとかっこいいし、寺井師匠も自由自在に鍵盤を駆け巡ります。トリオが三位一体となった素晴らしい演奏でした。
ラストは大ネタTin Tin Deo。ドラムス河原さんとの掛け合いが最初から最後までスリリングで、バースチェンジはこれまで聴いた中でも一番よかったかもしれません。そして、アンコールのCaravanでは、これでもか!というほど速いテンポで弾ききります。どうしたらあんなに指が動くんでしょうか?
多彩な選曲と白熱の演奏に大満足のライブでした。