生徒によるライブレポート

冬のフラナガニア・トリオ

トミーフラナガン大師匠は季節に応じてのレパートリーを演奏することで有名ですが当然ながら寺井尚之師匠も季節のレパートリーを演奏されます。既に春、夏、秋のレパートリーについては以前の会報で報告されましたので今回は師匠の冬のレパートリーについて書かさせて頂きます。

師匠にインタビューを試みましたところ「わし冬嫌いやねん!」え?終わりですか?と一瞬思いましたが快く答えて頂きました。以下が曲目になります。

歌物では「コートにスミレを」を12月に演奏されることが多いそうです。ビリーホリディの演奏が有名ですね。生徒会主催の勉強会で印象に残られている方も多いと思います。個人的に思うのは曲にものすごく入り込んで歌っているなと感じます。押し付けがましくなく全ての人に共感できるような演奏だと思います。聴いたことのない方は是非聴いてみて下さい。他にコルトレーンの演奏が有名ですので聴き比べも楽しいかも知れません。

クリスマス物では「ホワイトクリスマス」、今年のパーティーで演奏されたようです。フラナガン大師匠は見事なバップに仕上げているとの事で聴く機会に恵まれなかった者としては心残りでなりません。

もう一つクリスマス物で「クリスマスソング」、これはデクスターゴードンのパンサーというCDで聞くことが出来ます。デックス大先生と大師匠の競演CDはなかなかないのですが、これはかなりイイです。ミムラ屋さんじゃあないですけど買わないとソンをしますよと言いたいです。当然ながら寺井師匠はフラナガン大師匠の演奏を聞いているわけでして「D♭でやってたで」と聞いたことがあります。(普通にやっても難しい曲だと思うんですけど…)

今冬のフラナガニアトリオで演奏された曲ではジミーヒースの「ウインタースリーブス」スティットとアモンズの「ウインドウペイン」ジョンルイスの「スケーティングインセントラルパーク」とのことでした。

曲でストーリーを作ると言うのは難しいことだと思いますがだからこそ感動するのかなと思います。(それだけではないと思いますが)

ジャズは知っていれば知っているほど楽しいと思いますので師匠にはもっと色々教えて頂きたいなと思ってます。(私はなにも知らない子供なもんで)

皆さんもライブにいってしつこいぐらい質問したら師匠も喜んでくれるんじゃないかと思いますんで(ただし機嫌の良い時を狙わないといけませんが)、機会を見つけてオーバーシーズに通いましょう。では。

…あ、ちなみに文責は放棄してますんで抗議は受け付けません。

投稿者はたはた(2005.1)