生徒会イベント報告

第6回勉強会について

「私のレッスン曲解説!」 3月6日(日)12:00〜4:00

今回の生徒会イベントは、生徒が自らのレッスン曲を自由に紹介・解説するという企画で、参加者は13名(うち発表者10名)により行われました。

曲目は以下のとおりです。かっこ内は発表者。

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1.Reflections(けんいちくん)

2.Whisper Not(あーちゃん)

3.Blues For “K”(児玉さん)

4.Stella By Starlight(”め”さん)

5.Stablemates(ハタ坊)

6.Confirmation(むなぞう)

7.Off Minor(アクビちゃん)

8.Night And Day(橋本さん)

9.Mean What You Say(あやめさん)

10.Will You Still Be Mine(松本さん)

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それぞれが、その曲に対する思い入れを盛り込みながら曲解説をしていき、その後寺井師匠から補足説明やコメントが入ります。各々の発表の仕方はまちまちで、それぞれ楽器を演奏するのと同様性格が出ておもしろかったです。

曲目は上記の通り、有名スタンダードからバップチューンまで幅広いですが、中で異色だったのが、「Blues For “K”」という曲。この曲は、ウォルター・ノリス氏が児玉さんの練習のためにと作曲した練習曲とのことです。ノリス氏に作曲してもらえるなんてなんて光栄なことでしょう!また、寺井師匠は、その練習曲を鷲見さんとのDuoライブを重ねる中で、「ひとつの曲」として熟成させていったということです。ここでは、「Blues For “K”」の曲解説とともに、寺井・鷲見Duoの魅力も語られました。

今回のイベントで最も熱が入ったのが、あやめさんによる「Mean What You Say」の解説でした。フラナガン氏はこのサド・ジョーンズの名曲を、『Let’s』というアルバムの中でどのように演奏しているのか。これについて、あやめさんは、フラナガン氏のアドリブコピー(ディグリー付)をOHPで見せて、自分の意見をまじえ分析していきます。寺井師匠も横から、黙ってられないといった感じで、口を出していきます。譜面講座といった様相も帯びて、参加者一同真剣なまなざしで聴き入っていました。また、譜面をきれいに分りやすく書く、ということの大切さを改めて喚起させられました。

ラストでは、一番弟子の松本さんは、マット・デニスの「Will You Still Be Mine」において、歌詞の聞こえる演奏とはどういうことか、ということについて、マイルス・デイビスの演奏と寺井師匠の演奏を聴き比べて解説しました。歌ものを演奏する際には、「歌詞が聞こえるように演奏する」ということは必ず抑えておかないといけないポイントですね。

今回のイベントの目的は、『普段バラバラにレッスンを受けている生徒同士が集まって、曲に対する各々の関心・知識・理解などを共有化する』ということでした。入門して日が浅い生徒にとっては非常に参考になったと思うし、また、発表者自身も発表することで、自分の考えを整理できてよかったのではないかと思います。今後も、生徒同士がどんどん交流して、教室全体のレベルを引き上げていきたいものです。

編集委員むなぞう