中古パソコン市場の実態と法人・企業ユーザーの中古パソコンの導入意向を
ある調査会社が調査した。
この調査によれば、200X年度の中古パソコンの市場規模は前年比10%増の
831,000台となった。パソコンの新規出荷台数が
前年比11%減の1206万台(同調査)と後退しているのに対し、
中古パソコンの市場は拡大している。
この結果について同調査は次のように分析している。
昨年度にはパソコンの法定耐用年数が6年から4年に短縮され、
企業のパソコンの買い替えが促進されると共に、
リース期間も短縮するなどの要因により、より良質の使用済みパソコンが
中古市場に出回った。

一方、個人向けも販売の5割は買い替え需要となっており、下取りを利用して、
新品を安く入手しようとの意識が高まっているほか、
やはり高性能品が増えてきた中古市場への注目度が上昇してきた。
こうした傾向は今後も続く見通しで、市場規模はさらに伸張し、
今年度は前年比17.8%増の979,000台と見込まれる。
企業ユーザーの中古パソコンの導入意向調査では、
21%が中古パソコンを「導入したい」、「できれば導入したい」との意向を持っており、
これらの企業のうち67%が中古パソコンの未導入企業だったという。

これらの企業を規模別に見ると、従業員数100〜300人未満が28%、
300〜1,000人未満が20%、1,000人以上で8%の企業が導入意向を示しており、
経済環境が厳しい中、小規模企業の方が積極的な導入意欲を持っている。
中古パソコンを導入する場合、重視すべき項目では、
「低価格」が「非常に重要」とした企業は79%、
「OS・ソフトの使用許諾権の有無」が55%、「性能と品質」は48%。
以下、「サポートの有無」、「OSのインストールの有無」、「添付ソフトの有無」は
20%台に留まった。



この調査から読み取れないことはa〜d のうちどれであろうか。


a 小規模な企業に中古パソコンに対する需要が存在する。

b パソコンの新規出荷台数は増加している。

c 中古パソコンの未導入企業の中に、
  中古パソコンを導入したいという意向を持つ企業がある。

d 中古パソコンを導入する場合に重視すべき項目として、
  低価格であることを挙げる企業が多い。
 


a a      b b

c c      d d