タイトルから予測するに、モンスターパニック的なホラーなのかと思って見たら、これが、バリバリのサスペンス。購入したばかりの４階建て屋敷で、とんだとばっちりとも思える事件に巻き込まれる。
　メグ・アルトマンは離婚した景気づけに、屋敷を購入、娘のサラと共に引っ越してきた。前の住人が用心深かったのか、警報機はもちろん、監視カメラが部屋の中にも付いており、頑丈な避難場所、通称パニック･ルームがあった。

　まだ人の手に渡っていないと思いこんでいた３人の男が押し入った。１人はこの家の設計者で、１人は前の屋敷の持ち主の相続人。
　侵入者に気づいたメグは娘と共にパニックルームに逃げ込むが、犯人が狙っていた場所はパニックルーム。そこに前の屋敷の持ち主が財産を隠しているらしく、３人はパニックルームをこじ開けようとする――。

　なんてシンプルなお話なんでしょう。犯人との駆け引き、どうやってパニックルームから脱出するのか。緊張感あるサスペンスではあるが、最後は母としてのチカラワザ。あまり軽快さがないのがリアリティあっていいね。普通の主婦だものね。

とんだ災難度　
母娘愛度