蘭の女   1990年・アメリカ
出演: ミッキー・ローク/ジャクリーン・ビセット/キャリー・オーティス
監督: ザルマン・キング
 
 

 明らかに『ナイン・ハーフ』にあやかったこの映画。今ひとつウィラーに魅力を感じることが出来なかったのは私だけ?

 国際派の弁護士を目指したエミリーは田舎娘だが、何カ国語も習得していて、すぐさまニューヨークで採用される。経験もないのにいきなりやり手の女性実業家クラウディアとタッグを組んでブラジルのリオへ。
 彼女は契約相手に逃げられたんじゃないかと商談相手を追いかけるが、エミリーにはウィラーの相手をするように言われた。彼は金持ちで護衛までつけ、車に乗り合わせた夫妻にセックスをそそのかすような男。
 だが、エミリーはそんな謎めいたウィラーに惹かれ、彼にそそのかされて、愛人になってくれと言われた別の男と一夜を共にしてしまう……。

 ウィラーは気障すぎるし、若くて美人のエミリーがどこに惹かれたのかわからない。彼の愛情表現も遠回しすぎて、というか、当を得てなくてイヤ。
 クラウディアは現地の男を連れ込み、エミリーに通訳をさせるが、これが一番そそられた。現地の男がセックスしたいのは明らかにエミリーで、両方とセックスしたいと言うが、困り果てたエミリーは嘘の通訳をしたりと、この微妙な三角関係はもうちょっと見たかったのに、ウィラーの邪魔が入って、もう!
 でも、そのあとようやくふたりは結ばれて濃厚な絡みへ……。
 しかし、あのエンディングはないでしょ。場違いなほどに明るいサンバのカーニバル。随所に歌と踊りが挿入されてて、まぁ、音楽は悪くないけど、ちょっとくどいぞ。

Hシーン 
ジゴロ度 


amazon.co.jp
 →蘭の女【DVD】
 →サントラ:『蘭の女』【CD】
 →ミッキー・ローク映画出演作品

▲トップページ

(C) Sachiyo Kawana