スクリーム   1996年・アメリカ
出演: ネーブ・キャンベル/ドリュー・バリモア/デビッド・アークェット
監督: ウェス・クレイブン
 
 

 『千と千尋の神隠し』に出てくるカオナシの白い面を縦長にしたようなマスクをかぶっているのが、この物語の殺人鬼だ。ムンクの『叫び』のような顔をした面は映画を見たことがない人でも知ってるだろう。
 一体、ヤツはなにもの?

 ケイシーのところにいたずら電話がかかってきた。でも、それは少し様子が異なる。声の主に誘導されて窓の近くに行くと恋人が縛られていて、目の前で殺された。
 ケイシーと同じ高校に通うシドニーらは警察から事情を聞かれることになった。魔の手はシドニーにまで伸びてくる。殺人者にはある理由があったのだった……

 シドニーとその家族に関わる事件が根底にはあって、ミステリー的な謎解きがあるが、誰が犯人なのか、そういうことはあまり期待をしない方がいいだろう。
 制作された年代も新しいことから、ホラー映画を牛耳る部分もありながら、結局犯人たちはホラー映画マニアのような印象で、この映画こそが「ホラー映画が残虐な殺人者を生み出しているのだ」といっているようで、あまりいい気はしなかった。
 パロってる映画が好きじゃないという人にはお勧めできないかな。
 ちなみに、『スクリーム』とは悲鳴という意味だそうです。

逃げろ!度 
対決度 


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