実際に起こった不可解な事件が元ネタとなっている。眉唾ものなのだが、途中までのストーリー展開が妙に現実じみてるのはそのためか。
　こっくりさんをやっていた少女が悪霊に取り憑かれてしまった。不可思議な言動と、人間離れした力で襲いかかってくることがたびたびあり、母親は精神科に連れて行く。
　ところが、病院に行っても埒があかない。母親はとうとう神父に悪霊払いを頼むが、神父も今はそういうことをやってないだとかいって追い返されるが、ようやく悪霊払いをしてくれる神父に出会うが……。

　少女の豹変ぶりもすごいが、ポルターガイスト現象のようにものが飛び交ったり、部屋が冷蔵庫のように冷たい外気にで満たされたりと、奇々怪々な現象が次々と現れ、これぞホラーの元祖というほどよくできた映画だ。
　それにしても、悪霊はなんのために現れたのだろう……ま、そんなこと、ホラーで気にしてられないか。

最後まで恐怖度　
ひとりで見るな度