８０年代にトップモデルとなったジア。彼女がどのようなモデル生活を送ったのか、本人の日記や友人などの取材で明らかとなった実話。
　取材シーンを挟んだドキュメンタリーのような作りになっているが、実際の人物ではなくこの映画に登場する役者たちが語っている。うーん、こういうシーンは流れを止めるからいらないんじゃないか？と思ってしまった。

　ジアは１７歳でモデルを目指すが、パンクっぽい格好をしている彼女は、ファッションモデル向きではなかった。
　ようやくありつけた撮影の仕事で、ヌードをやってみないかといわれ、ジアだけが残る。金網越しの撮影はエロティックで、スタイリストのリンダもヌードになって絡み合う。彼女とは私生活でもつきあうことに。
　そのうち飛び抜けた個性に注目され仕事も増えるが、なにかが満たされず、麻薬に溺れ……。

　トップモデルが悲惨な生活に追い込まれていく。愛するリンダの約束も守れずに泥沼になっていき、麻薬の怖さが身にしみる。
　アンジェリーナ・ジョリーは相変わらずの怪演で、危なげないし、どこか狂ってるふうにみえる。本物のジアがどんな写真を撮っていたのかすごく気になる。
　ちなみに、アンジェリーナ・ジョリーの刺青は役柄のためでなく、本物のようだ。

モデル新星度　
ボディ度