エリン・ブロコビッチ   2000年・アメリカ
出演: ジュリア・ロバーツ/アルバート・フィニー/アーロン・エッカート
監督: スティーブン・ソダーバーグ
 
 

 ジュリア・ロバーツにふさわしい役が巡ってきた! 彼女にはやはり、女性を勇気づける役が似合っている。2度の離婚、幼い子供が3人、教養もなく、身なりは派手で言葉は悪い。そんな女性が全米で話題の人となるまでを描いている。
 彼女が演じるエリンは実在し、実話を元に作られた映画である。

 無職でお金に困っていたエリンは、信号無視をした車につっこまれケガを負うが、訴訟には勝てなかった。弁護士のエド・マズリーが悪いのだと、エリンは事務所に乗り込み、無理矢理働かせてもらうことに。
 ドナ・ジョンセン邸をPG&E社が買い取りたいと申し出てきた。エリンは不動産の案件になぜ血中の毒素を調べるファイルがついているのか疑問を抱く。高速道路をつくるからだというが、いいわけにすぎなかった。この土地には基準以上のクロム金属が含まれており、家族の者は病に倒れていた――。

 エドはこの件に関して消極的だし、事務所自体も大きくない。相手のPG&E社は大きな会社で弁護しも凄腕だ。そこをエリンはひるまず突っ走り、地域住民とは何度もコンタクトをとり、ついには史上最高の3億3300万ドルの和解金を勝ち取った。

『プリティーウーマン』では男が女をシンデレラにするといったかんじだったが、今の時代では自分の力でシンデレラになれるのだ、と思わせてくれるエリン・ブロコビッチの強さはカッコイイ。

大逆転度 
エリンになりたい度 


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