アサシン   1993年・アメリカ
出演: ブリジッド・フォンダ/ガブリエル・バーン/ダーモット・ムルロニー
監督: ジョン・バダム
原案: リュック・ベッソン『ニキータ』
 
 

 原案はリュック・ベッソン監督の『ニキータ』。こちらの方は古い作品だからか、暗黒面が強く浮き彫りにされているような印象を受けたが、『アサシン』はヒロインの内面的なことにまで深く踏み込んでいるので楽しめた。
 設定は大体同じだが、違うエピソードを中心に話が展開するので原作を見ている人でももう一度御覧あれ。

 マギーはヤク中毒で薬品店を襲い、警官を撃ち殺してしまった。死刑が確定し、葬式までやるが、マギーはある組織にかくまわれ、暗殺者としての訓練を受けることになった。初めは反抗的な態度をとるが、死をおそれたマギーはこの状況を受け入れていく。
 そして、訓練も終わり、ボブに連れられてレストランへやってきた。プレゼントを渡されて喜ぶマギーだったが、暗殺命令が下される。
 それからは施設の外へ出て普通の女性として暮らし、恋人もできるが、時折暗殺指令が舞い込んできて……。

 恋人と旅行へ出かけた先にまで暗殺命令が下り、恋人と一緒にいるホテルの室内で銃を構えるシーンはハラハラとする。
 ラストのマギーの選択も、ボブの態度も原作にはない味わいがあって、救われた気分になる。どっちを見ようか迷っているなら『アサシン』の方をおすすめする。

リメイク度 
ハラハラ度 


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