オークション   1998年・カナダ
出演: ケイト・ロジャー/リーナ・リッフェル/アンドリュー・マクロイ
監督: ロイド・A・シマンデル
 
 

 女に値段を付けて競り落とす「オークション」。奴隷の売買や、借金返済のために売られた可哀想な女、というイメージはまるでない。高値で買われるために自分を磨く、そんな女たち。
 買う方は金持ちだし、高級感のある会員制クラブで密かに女が買われていく。そんな物語だ。

 首輪をつけ、番号をふられていく女たち。現場を取り仕切るのは修道士だった。
 ジェニファーとアンジェリカは車のスピード違反で捕まり、警官に体を売れば釈放してやると持ちかけた。ふたりは男から逃げおおせ、女刑事エリカに助けられた。しかし、ふたりがやってきたところは、あの、オークションであった――。

 女を侮辱している、とはこの際いわないでほしい。
 会員は女性も少なくない。性の対象になるのはもちろんだが、話し相手にもなって、自分のそばに侍らせておくにはぴったりの好みの女を探しているのだ。
 ジェニファーが買われていったのも女性で、忠実な下部になりながらも、逃げ出す機会を虎視眈々と狙っている。強気な女性がご主人様を出し抜くために色仕掛けで迫るところなど、いろんな意味でドキドキする。

 裸の女性が数多く登場するが、サスペンスの強い内容になっている。結末もひねりがあっておもしろい。
 セックスシーンは下品ではないし、女の子も安心して見られますよ。

エッチシーン 
オークション度 


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