ポワゾンの雫   2001年・フランス
出演: ディオーザ/アントニ・サン=オーバン/ミリアム・アンヌ
監督: バンジャマン・ボーリュー
 
 

 フランス映画特有のまったり感と、情感豊かな主人公と、エロティックなムード。一線を越えられない主人公にもどかしさを感じるが、彼が最後にとった行動は彼の周りにいた人間を驚かせる。
 他の登場人物が大胆なだけに、主人公がつまらない人間に映ってしまうのは仕方ない。

 エリックは友人たちと猥談をするのにも、恋人のローラに恥ずかしくないのかと問う。ローラは彼にもっと欲望を持ってもらいたくて、いろんな手段を試す。
 友人たちと4人で入れ替わってセックスするが、やはり、エリックは途中で帰ってしまう。そのうちローラはひとりで性欲をむさぼるようになるが、エリックは黙認しながらもある計画を立てていた・・・。

 今の生活に刺激はいらないというエリックと、他人のセックスまで見たいというローラ。男のくせに、よくそこまで欲望に耐えられるなぁと感心してしまうほどだ。わたしが男だったら、ちょっとぐらい・・・と引き込まれてしまいそうなものだが。
 だからこそ、最後にはあんな行動に出てしまったのだろう。

 イマイチ踏ん切りのつかない男に、ほんの少しぐらいなら、羽目を外してもいいのよ・・・なんていってみたいなぁ。
 やっぱり、マンネリを避けるには刺激って必要だと思いません?

Hシーン 
弾けちゃえばいいのに度 


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(C) Sachiyo Kawana