ポエトリー,セックス   2000年・オーストラリア
出演: スージー・ポッター/ケリー・マクギリス/アビー・コーニッシュ
監督: サマンサ・ラング
 
 

 「女と女と井戸の中」で一躍有名になった女性監督サマンサ・ラングの第2作。両作品とも女性同士が愛し合うというテーマで描かれている。
 彼女はとてもかわいらしい女性で、ラブロマンスなどが得意そうなのだが、上記長編の2作はミステリー色が強い。

 元刑事で探偵業を営んでいるジルは、行方不明になったミッキーという少女の捜索依頼を受けた。ミッキーを教えている講師ダイアナと知り合い、お互いに惹かれあった。ダイアナには夫がいたが、彼はジルとの関係に気づきながらも何もいわなかった。
 ジルはミッキーと関わりのあった詩人たちを尋ねていくうちに、真実を突き止める。

 ミステリーというのには必ず伏線が必要だ。謎が解き明かされるとき、それまでに手がかりが提示されていなくては上質のミステリーとはいえないが、それをうまく逆手にとって構成を考えている。
 私は最後の最後まで犯人がわからなかった。

 主人公のジルはとても魅力的な女性だ。小柄なんだけど、男性的な強さもあって、セックスも受け入れるばかりじゃない。
 彼女が主人公の別の物語も見たい気がした。

Hシーン 
ビアン度 


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(C) Sachiyo Kawana