マイ・プライベート・アイダホ   1991年・米
出演: リバー・フェニックス/キアヌ・リーブス
監督: ガス・ヴァン・サント
 
 

 リバー演じるマイクは突然睡魔に襲われるという発作がある。起因は母親にあるらしいが、見ている限り、確かなことはわからなかった。ボブのゲイ屋敷に入り浸っているマイクがスコットと共に母親を探しに行くというロードムービーである。

 マイクとスコットは男に体を売っている。金を持っていそうな女に拾われるが、マイクは体を触ろうとして気を失ってしまった。その場に居合わせたスコットとゲイリーは慣れていることなので、マイクを連れ出した。
 父親から母親の居場所を聞き出したマイクはスコットと一緒に、母親が働いていたというホテルに向かう。途中、スコットは金がもらえなければ寝ないといったが、マイクは男を愛することが出来た。スコットが好きだとうち明けたが――

 結局、マイクの心が癒されることはなかった。それ以上にスコットの裏切りともいえる行為。けど、ラスト、倒れたマイクを誰かが助けるのだが、それがスコットであって欲しいと思うのだった。

 全体的には実験的な部分もある作品で、特にセックスシーンはナンセンス。けど、キャスティングがたまらなくよかった。日本でいったらタッキーとキムタクが共演するぐらいの美形なふたり。
 日本でも早く同性愛を正面から捕らえた恋愛映画をつくってほしい。人気俳優がふたりも出演していたら、女の子は絶対見に行くと思う。

Hシーン 
マイクの痛み度 


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