犬の眠る場所   1991年・米
出演: シャロン・ストーン/ディラン・マクダーモット
監督: チャールズ・フィンチ
 
 

 ビデオパッケージにはシャロン・ストーンがメインで、というか、シャロン・ストーンしか写真にないが、実際はほんのちょい役。そのすぐ後に『氷の微笑』でブレイクしているから、いわゆる特別出演ってやつでもないのかな?
 セクシーな出版関係者として登場する。

 キャロル一家が殺された屋敷に転がり込んできたブルース。売れない小説家だ。この実話を元に小説を書くといってセリーナに話をしたが、本当は創作で佳境にさしかかると話が続かなくなってしまった。
 犯人だという男と暮らし始め、事件の詳細を聞く。死体はプールに埋めたと聞き、怖くなったブルースは警察に通報し……。

 設定としてはすごく面白い。住むところがなかったといっても、血なまぐさい屋敷に越してきて、残虐な殺人鬼との駆け引きをして、それを題材に小説を書くというのだから、ものすごい根性だ。
 一歩間違えればいつ殺されるともわからない生活。いっそのこと、その犯人が女で、しかもシャロン・ストーンだったら、もっと極限まで達していたかもしれないと思うのに。
 模倣作が出てきてもおかしくないと思える作品。 

シャロン・ストーンの登場具合 
オリジナリティ度 


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