蜘蛛女   1994年・米
出演: ゲイリー・オールドマン/レナ・オリン
監督: ピーター・メダック
 
 

 オバサンパワー炸裂! レナ・オリンは存在感のある女性で、高々と笑うところはどこか壊れているようで怖い。殺し屋なのだからお金だっていっぱい持っているだろうに、しわ伸ばしの整形はしないのか?と、つっこみを入れたくなるが、そのしわが怖さのゆえんなのかもしれない。
 ときとして、体を使って誘惑する女殺し屋の人物像としてはそぐわないのだが、ハードボイルドな女としては適任だった。

 ジャックは刑事の仕事をしながら、気が弱いくせして裏とのつながりがあり、情報を流して金を貯め込んでいた。そのことによってFBIの人間が殺される。
 モナという凄腕の殺し屋をFBIに引き渡すために監視をするが、挑発に乗ってセックスをする。モナは拳銃を持って逃走し……

 それにしても、ジャックの情けなさはなんだろう。コミカルな部分もなければ、人情に厚いというわけでもなく、とても主人公とは思えない。というか、レナ・オリンに見事に喰われている。
 リュック・ベッソン監督の作品に出るゲイリー・オールドマンは、かなりあくが強い役所だけに、彼のファンは落ち込んでしまうかもしれない。
 ともかく、この映画の醍醐味はレナ・オリンのすさまじい演技にある。熟女好みの方へ。

Hシーン 
熟女度? 


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