薔薇の素顔   1994年・米
出演: ブルース・ウィリス/ジェーン・マーチ/ルーベン・ブラデス
監督: リチャード・ラッシュ
原案: ビリー・レイ
 
 

 ジェーン・マーチといえば『愛人(ラマン)』で中国人の愛人を演じた少女である。おさげ姿だった彼女が難しい役所を演じている。この手の役は男をたぶらかすいい女でないと説得力がないが、見事に演じきった。
 アクション俳優でとおっているブルース・ウィリスは、精神分析医というおとなしめの役。今ひとつぴったりとハマっていないのだが、なんとなくハードな展開を期待させる。

 精神分析科医のビルは患者が目の前で飛び降り自殺をして、休業する。同級生のボブがやっているセラピーに参加した。頭から流れる血を見て、赤が灰色にしか見えなくなったのだ。その後、ボブは何者かに命を狙われているといって殺されてしまった。セラピーの患者はビルが診ることに。
 ローズの乗る車に追突され、示談交渉しているうちに関係を持つ。ところが、ローズはボギーという名前で、セラピーの患者をたぶらかしているようだった……。

 セラピーの雑談が長くて退屈なのだが、これはとっても重要な複線になっていた。結末はかなり意外。(というか、こんなに骨太の作品だったとは期待していなかった)すっかりわたしも騙されてしまった。
 後半は息を呑むサイコチックサスペンスで、思わず彼に身を寄せてしまうこと間違いなし!

Hシーン 
サイコ度 


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