ブルー・ラグーン   1991年・米
出演: ミラ・ジョヴォヴィッチ/ブライアン・クラウス/リサ・ペリカン
監督: ウィリアム・A・グレアム
 
 

『青い珊瑚礁』の続編的な作品。間があいているから映像がさらにきれいだなとは感じるのだけど、続けてみるにはやはり飽きてしまった。
 設定はほとんど同じ。前作のリチャードとエムの間にできた子はパディという名前だったが、今回の主役もリチャードという名前。続編というよりは設定を借りて再構築した作品なのかもしれない。

 リチャード、リリーとその母親サラは無人島にたどり着く。母親は肺炎にかかって死んでしまう。ふたりは思春期にさしかかってやはりぶつかり合ってしまう。それを乗り越えて夫婦となったふたりの前に文明人がやってくる。
 リチャードは服をちゃんと着た女に興味を持ってしまい、リリーはおもしろくない。リリーは船員のひとりに襲われそうになり――。

 なんともわかりやすいテーマだ。
 無人島と文明社会。どう考えたって後者の方がよいわけだけど、それは私たちがそこに住んでいるからかもしれない。彼らは文明人は汚れていると思ってしまったわけだ。
 住む世界の違う人に憧れ、失望しつつ、ふたりが選んだ最愛の人とは?
 あなたの隣にいる人がもしよそ見をしたとしても、少し様子を見るのもいいかもしれない。

 主演のミラ・ジョヴォヴィッチは当時15歳。大人びいて見える少女だ。近年では『ジャンヌ・ダルク』を演じて話題になったが、彼女に取り憑かれてしまった人はぜひともお薦めしたい。

Hシーン 
続編成功度 


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